バフェット太郎です。

世界の投資家は今、株よりも金に注目しつつあります。

【ダウ・ゴールド・レシオ(週足)】
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ダウ・ゴールド・レシオは相場の天井を示すヘッド・アンド・ショルダーを形成後、ネックラインと200週移動平均線を下にブレイクアウトしたことで、16年の安値13.71をターゲットに暴落する公算が大きいです。

そもそも「ダウ・ゴールド・レシオ」とはダウを金価格で除した指数であり、指数が高いほど株が金に対して買われすぎていることを示す一方、指数が低いほど金が株に対して買われすぎていることを示唆します。そのため、指数が200週移動平均線を下回ったということは、投資家らが株よりも金に注目しつつあることを示唆しているわけです。

【ダウ・ゴールド・レシオ(週足)1972-2019】
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過去48年を振り返ると、ダウ・ゴールド・レシオは1から44の幅で大きく振れていたことがわかります。指数が1を示した80年は、ダウ平均と金先物価格がお互い800ドルで推移しており、指数が44を示した99年は、ダウ平均が1万1000ドルだったのに対して金先物価格はわずか250ドルでした。

80年は米二年債利回りが15%を超え、「株式の死」と言われたほど株価が低迷した時期である一方、99年はドットコムバブルに沸いた年です。このように、ダウと金の比率は楽観と悲観の狭間で大きく揺れ動いてきたのです。

さて、ダウ平均は現在2万6000ドルの大台を回復しており、金先物価格も1オンス1500ドルの大台を突破しています。世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争激化を受けてダウがこの先、直近の高値2万7400ドルから30%~40%安の1万6440~1万9180ドルまで値下がりし、ダウ・ゴールド・レシオも金融危機時と同等の水準(すなわち6~7)まで急落したと仮定すれば、金の目標価格は2349~3196ドルになります。

これは現在の金先物価格から+57%~+113%を意味します。

また、ダウ・ゴールド・レシオの直近のターゲットは16年の安値13.71ですから、仮にダウが目先2万2000~2万4000ドルまで急落すれば、金は1605~1750ドルがターゲットになります。

これは金先物価格の上昇率+7%~+16.7%を意味します。しかし、このわずかな上昇率は金鉱株にとっては大きな買い材料となり得ます。

たとえば、金鉱株の損益分岐点は金価格900~1200ドル程度なので、昨年の金先物価格が1300ドル程度だったことを加味すると、金鉱株の利益は概ね100~400ドルとなるわけですが、仮に金先物価格が1600ドルまで上昇した場合、金鉱株の利益は400~700ドルと+75%~+300%と急騰します。

つまり金鉱株の上昇率は金よりも高く、高コスト鉱山を保有する収益性の低い金鉱株ほど株価は暴騰しやすいのです。

こうしたことから、ダウ・ゴールド・レシオが相場の天井を示し200週移動平均線を下回ったことは、金鉱株ブームの始まりを意味します。

グッドラック。

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