バフェット太郎です。

ウォールストリート・ジャーナルによれば、S&P500種構成銘柄の利益見通しが相次いで下方修正されているとのこと。また、経済指標もマーケットも先行き見通しが悪化しています。ただし、投資家は強気相場から決して降りるべきではありません。

【S&P500種構成銘柄の四半期利益予想(前年同期比)】1
グラフはS&P500種構成銘柄の四半期利益予想の推移を表しています。

グラフを眺めると、18年12月時点の19年7-9月期の利益予想は+3.4%、10-12月期の利益予想は+10.7%だったものの、直近の19年8月時点の19年7-9月期の利益予想は-3.2%、10-12月期は+3.7%と、過去8カ月で利益見通しが大幅に下方修正されていることが確認できます。

これは、世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争激化を背景に、製造業や鉱業、小売業が打撃を受けると見られているためです。事実、7月のISM製造業景況指数は51.2と四カ月連続で減少し、景気拡大と縮小の分かれ目となる50に接近しています。

【ISM製造業景況指数】
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ISM製造業景況指数は18年8月以降下落基調が続いており、米中貿易戦争が長期化の様相を呈しているため回復の兆しも見えません。

【銅先物価格:週足】
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経済の先行指標である銅先物価格は200週移動平均線を下回っており、下げ幅が一段と拡大する公算が大きいです。銅は伝導性が高いことから幅広い産業で使われるため、銅の価格が下落しているということは需要が低迷しており、景気の先行き見通しが暗いことを示唆しています。

【ラッセル2000:週足】
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株式市場の先行指標となりやすいラッセル2000は、50週移動平均線を下回り200週移動平均線を試す展開が予想されます。

【米二年債利回り:週足】
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米二年債利回りは1.48%と、こちらも200週移動平均線を割り込んだことで下げ幅が一段と拡大する公算が大きいです。ちなみに、現在の政策金利の誘導目標が2.00%~2.25%で、一回当たりの利下げ幅が0.25%ポイント刻みであることを加味すると、債券市場はあと三回(「2.00%~2.25%」→「1.75%~2.00%」→「1.50%~1.75%」→「1.25%~1.50%」)の利下げを織り込みつつあると言えます。

このように先行き見通しは暗いです。ただし、先日のエントリーで紹介した通り、逆イールドカーブの発生後ただちにリセッション(景気後退)入りするということはないので、株式市場は金融緩和への期待感の高まりを受けて一段と上昇することが予想されます。

とはいえ、FRBが金融緩和を実施していくら景気を刺激しても、企業業績と経済指標が上向かなければリセッションは免れません。そのため、投資家は強気相場にしがみつきながらも、企業業績と経済指標のチェックを怠らないようにマーケットを注視し続けなければなりません。

グッドラック。

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