バフェット太郎です。

ブルームバーグによれば、新興国株投資のパイオニア、マーク・モビアス氏が、「世界各国の中央銀行が金融緩和に踏み切る中で、金(ゴールド)の長期的な強気相場が始まる」とのこと。

モビアス氏はブルームバーグのインタビューで、「率直に言って、どの水準でも買わねばならないと思う」とした上で、「金価格の長期的な見通しは上昇が続く。その理由はマネーサプライが上向き続けるからだ」との見方を示しました。

マネーサプライとは「通貨供給量」のことで、2008年の金融危機以降、急速に拡大しています。
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通常、通貨の供給量が増加すれば購買力が増加するため、物価上昇を引き起こします。ただし、金融危機以降、FRB(米連邦準備制度理事会)がいくらマネーサプライを増やしてもインフレが見られなかったことから、イエレンFRB議長(当時)は「(インフレが上向かないことは)謎」と話していました。

こうしたことから、モビアス氏はマネーサプライと金価格は短期的には相関関係にないことを認めつつも、「長期的には金は上昇しやすい」との見方を示しています。

加えて、貿易戦争の激化が世界経済の成長を阻害することが予想されるため、金は産業用としての価値ではなく、通貨としての価値が見直され、今後2~3年で20%上昇するとしています。

【金先物価格(週足)】
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現在の金先物価格は1515ドルと、レジスタンス(上値抵抗線)の1527ドルが壁になっています。仮にこれを上にブレイクアウトするようなら、1798ドルまで上昇することが期待できます。つまり、モビアス氏がターゲットとする水準です。

【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX):週足】
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こうした中、ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX)は年初来+36.8%高と、金価格の+18.3%高を大きくアウトパフォームするなど好調です。また、目先のターゲットは31.28ドルです。

金鉱株の業績は事業の構造上、金価格の変動にレバレッジがかかるため、金の強気相場では金以上に値上がりし、弱気相場では金以上に値下がりします。そのため、米中貿易戦争の激化により世界経済の成長率が減速し、金価格が上昇する局面では金鉱株は株式投資家にとってヘッジの手段となり得ます。

事実、昨日のマーケットでもS&P500種指数が-0.79%に沈んだ一方、GDXは+3.29%高、カナダの産金大手バリック・ゴールド(GOLD)+3.26%高と好調です。また、南アの金鉱株5銘柄に至ってはアングロゴールド・アシャンティ(AU)+6.21%、ゴールド・フィールズ(GFI)+7.98%、シバンエ・スティルウォーター(SBGL)+5.28%、ハーモニー・ゴールド(HMY)+10.2%、DRDゴールド(DRD)+4.87%と急騰しています。

ただし、金鉱株はリスクが高いため、タイミングが重要であり、ポートフォリオに占める割合は10%程度にとどめておいた方が賢明です。

グッドラック。

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