バフェット太郎です。

NAR(全米不動産業者協会)が発表した7月の中古住宅販売戸数は予想539万戸に対して、結果542万戸と予想を上回りました。

【米中古住宅販売戸数とS&P500種指数】
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米中古住宅販売戸数は17年11月にピークをつけて以降下落基調が続いており、7月のそれは予想を上回ったものの、依然として米住宅市場が減速していることがわかります。

そもそも、米中古住宅市場は米国の住宅市場の大部分を占めているため、投資家にとって重要度の高い指標として知られています。これは、家やマンションが売れるということは、人々が労働市場の先行き見通しに楽観的になっていることを意味するだけでなく、家具や家電などの耐久消費財の販売が伸びるなど、大きな経済効果が期待できるためです。

反対に、家やマンションが売れなくなっているということは、人々が労働市場の先行き見通しに悲観的になっていることを意味するほか、耐久消費財の販売も落ち込むため、経済が冷え込む原因となります。

【米住宅価格指数(対前年比)】
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先月公表された5月の米住宅価格指数は前年比+5.0%と、18年1月の+7.3%から大きく減速していることが確認できます。

【米30年固定住宅ローン金利】
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米30年固定住宅ローン金利は3.90%と、18年11月の5.17%から大幅に低下しています。つまり、米住宅市場は価格と金利が下がっているのにも関わらず、販売状況に改善の兆しがみられないのです。

ちなみに、過去二回のリセッションを振り返ると、いずれもリセッション直前に住宅ローン金利が急落していたことを加味すれば、今回もリセッションが近づいていると言えるかもしれません。
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この表は米中古住宅販売戸数とS&P500種指数がピークをつけた時期と、米経済がリセッション入りした時期を示しています。

たとえば、1999年6月に米中古住宅販売戸数がピークをつけると、それから14カ月後の2000年8月にS&P500種指数はピークをつけ、そこからさらに7カ月後の2001年3月にリセッション入りしました。

また、2005年9月に米中古住宅販売戸数がピークををつけると、それから25カ月後の2007年10月にS&P500種指数はピークをつけ、そこからさらに二カ月後の2007年12月にリセッション入りしました。

つまり、過去の経験則に従えば、S&P500種指数は今年12月までにピークを迎え、2020年2月頃までにリセッション入りすることが予想されます。ただし、ブレ幅が大きいことを考えれば、タイミングがずれることは十分あり得るため、あくまで参考程度に留めてください。

いずれにせよ、米住宅市場が減速し、リセッション入りが近づいていることから、今後は株式よりも安全資産とされる債券や金、金鉱株などに投資マネーが流入することが予想されます。

グッドラック。

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