バフェット太郎です。

バリュー株投資家のなかには経験を積むほどディフェンシブ銘柄から離れていく人が多いです。そして彼らが何に投資するかと言えば、決まって資本財株だったりします。

具体的な銘柄を挙げるとユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)、ロッキード・マーチン(LMT)、ハネウェル・インターナショナル(HON)、エマソン・エレクトリック(EMR)、ゼネラル・エレクトリック(GE)、スリーエム(MMM)、レイセオン・カンパニー(RTN)などです。

これらの銘柄は好況局面に強く、不況期にタイミング良く投資すれば大きなリターンが期待できるのが特徴です。そのため、プロクター&ギャンブル(PG)など、誰もが知っていて退屈な銘柄に投資していたバリュー株投資家が、不況局面で底堅い値動きをするディフェンシブ銘柄を売り払い、反発が期待できる資本財株に資金を移していくのです。

彼らの本音は「ソッコーでお金持ちになりたい!」というだけではなく、誰も知らないような優良銘柄に投資する自分の姿、あるいは物語に悦に入るためです。

そのため彼らのナルシストなポートフォリオを眺めると、いつの間にか資本財株で大量に埋め尽くされているというわけです。また、彼らは自身の投資物語に悦に入ることと引き換えに長期的なリターンを手放しています。

ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』によれば、1957年~2003年まで、配当を再投資した場合の各セクターのリターンとS&P500の年率リターンが比較されています。これによれば、S&P500が10.85%に対し、資本財は10.22%とS&P500をアンダーパフォームしています。ちなみに、S&P500をアウトパフォームしているセクターはヘルスケア(14.19%)、生活必需品(13.36%)、情報技術(11.39%)、エネルギー(11.32%)、一般消費財(11.09%)です。

つまり、資本財株は長期投資に代表されるようなバイアンドホールド戦略は不向きで、タイミングを見計らって売買することでリターンの最大化を目指した方が良いと思います。
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チャートはiシェアーズグローバル資本財ETF(EXI)の五年チャートです。指数は昨年の高値から20%弱暴落しており、サポートラインに支えられるように反発しています。買うタイミングとしては悪くないと思います。

もしタイミング投資に自信がないようなら、資本財株はポートフォリオ全体の10%程度を占めるに留めて、長期保有した方が良いです。

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