バフェット太郎です。

タバコ世界最大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)と米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)が合併に向けた協議を進めていると発表すると、アルトリア株は一時前日比11.3%高と急騰する場面もありましたが、その後CNBCが合併で両社にプレミアムがつかないと報道すると、結局-3.97%安と急落して取引を終えました。また、フィリップ・モリスも下げ幅が縮小するも、結局-7.76%と大きく値を下げて取引を終えました。

【フィリップ・モリス・インターナショナル(PM):週足】
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フィリップ・モリスの株価は71.70ドルと、50週移動平均線を下回っていることから、積極的に買い向かいにくいです。今後、下げ幅をさらに拡大するような場面があれば、短期的な目標株価は18年安値の62.36ドルとなります。また、配当利回りは7.3%と7%の大台を突破します。

【アルトリア・グループ(MO):週足】
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アルトリアの株価も50週移動平均線を下回っており、積極的に買い向かいにくいです。また、強気相場入りする公算は今のところ小さく、目先のターゲットは41.16ドルです。

年間配当は予想3.36ドルですから、仮に41.16ドルまで下げれば、配当利回りは8.2%と超高配当となり、減配が心配されるレベルになります。ただし、通期のEPS見通しは4.15~4.27ドルが予想されていることに加えて、来期EPSのアナリスト予想も4.49ドルであることから、過度に心配する必要はないと思います。

さて、フィリップ・モリスとアルトリアが統合すれば、時価総額2000億ドルを超える巨大な企業が誕生するだけでなく、アルトリアが株式の35%を保有する電子タバコ最大手ジュールの世界展開を加速させることができます。

また、アルトリアはカナダの大麻会社クロノス株式45%を保有していることから、フィリップ・モリスは加熱式タバコの「IQOS」だけでなく、電子タバコの「JUUL」とマリファナの二つの成長エンジンを新たに手に入れることで、世界展開に弾みをつけることが可能になります。

ちなみに、「JUUL」は海外タバコの販売が禁止されている中国に進出を決めており、遅くとも今年の10月までには発売されることが予想されています。法規制の強化により販売禁止となる可能性があるものの、アルトリアにとって新たな成長エンジンとなることが期待されています。

さらに、両社の合併は研究開発の観点からもメリットが生まれ、相乗効果が期待できるなど理に適っていると考えられます。

こうしたことから、安定したキャッシュフローと積極的な株主還元策、そして従来の紙巻タバコに代わる代替製品の登場を加味すれば、両社の株価は低迷はすれど依然として魅力的です。

グッドラック。

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