バフェット太郎です。

「私が株を買ったら下がった」「俺が株を売ったら上がった」このような経験をしたことのある個人投資家は少なくはないはず。しかし、株価とは短期的に見ればランダムに動くことを考えれば、あなたが株を買った(あるいは売った)後に株価が上がるか下がるかなんてことは誰にもわかりません。

つまり、”運の悪さ”や”読み間違い”ということは往々にしてあるわけです。そのため、個人投資家は”運の悪さ”を軽減するためにドルコスト平均法、つまり積立投資をする必要があります。

これは、コツコツと定期的に一定額の積立投資することで購買価額を平準化することができるだけでなく、十分なポジションを取ることにも繋がります。

たとえば、6年前の2013年、ダウ平均が史上最高値を更新したのですが、当時から「強気相場の終焉」が囁かれていました。その後も毎年のように強気相場の終焉が囁かれたにも関わらず、株価はズンズンと史上最高値を更新していましたから、当時、タイミングを見計らって投資機会をうかがっていた投資家たちはいつまで経っても相場に参入することができなかったのです。

そのため、そうした相場の読み間違いを回避する手立てとしてドルコスト平均法は有効です。たとえば、現金比率を20%と予め設定した場合、それを超える分の資金を定期的に積立投資することで、予想外に続く強気相場の恩恵を享受する一方、弱気相場に備えて20%もの資金を温存することができます。

この20%の資金は弱気相場で投資家の強い味方になり得ます。なぜなら、センチメントが悲観一色の弱気相場において、十分な投資資金がなければ安値で買い増すことができませんし、仮にドルコスト平均法による積立投資をしていても、「もう少し値下がりするのを待とう」という気持ちになり、絶好のチャンスをみすみす見逃してしまう可能性があるからです。

一方で、十分な資金があれば、積極的に積立投資を継続することができるだけでなく、余裕があれば現金比率5%まで引き下げ、より多くの資金を株式に投資することができるなど、次の強気相場に備えることができます。

このように、運の悪さを軽減するためにもドルコスト平均法による機械的な運用と、実際にそれができるように、弱気相場に備えて資金を温存しておくことが個人投資家には大切です。

グッドラック。

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