バフェット太郎です。

投資家の中には景気サイクルに合わせて柔軟に投資スタイルを使い分けるべきと考える人がいますが、ハッキリ言って相場のタイミングを正確に測ることができないことを考えれば、投資スタイルの使い分けは机上の空論で、仮にうまくいったとしてもそれは”まぐれ”でしかありません。

事実、ダウ平均が金融危機前の最高値である1万4198ドルを突破した2013年以降ずっと「強気相場は終わる」と言われてきたのにも関わらず、2万7000ドルを突破した今でも強気相場は終わっていません。

つまり、2013年以降、柔軟に投資スタイルを使い分けるべく強気相場から降りたクソダサい投資家たちは、その後の値上がり益をみすみす見逃してしまったのです。

そのため、多くの個人投資家はわかりやすい形で定めた意思決定プロセスと、明文化した投資方針を一貫して必ず実行することが大切です。

かくいうバフェット太郎も米国の連続増配高配当株10銘柄に分散投資し、配当を再投資し続けることで資産を着実に増やしています。
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ただし、常に最高のパフォーマンを叩き出す魔法の投資スタイルがないことを考えれば、バフェット太郎のように特定の投資スタイルを一貫して実行した場合、特定の景気局面で市場平均をアンダーパフォームすることも必然です。

事実、2015年以降の米国株式市場は、FAAMG株をはじめとした超大型ハイテク株が市場全体のパフォーマンスを押し上げたため、バフェット太郎10種は市場平均を大きくアンダーパフォームしました。

とはいえ、バフェット太郎の投資スタイルはFAAMG株への投資機会を逃す一方で、割高なグロース株への投資を避けることができるので、資産を大きく目減りさせる心配がありません。

このように、バリュー投資であれグロース投資であれ、特定の投資スタイルを一貫して実行すれば、特定の投資機会を逃すデメリットがある一方、大きな失敗を回避するメリットがあるため、投資家は割り切って投資する必要があります。

もちろん、ブームになっているセクターに投資することで大きな値上がり益が期待できるのなら、それに越したことはないわけですが、上述したように、誰も相場のタイミングを正確に測ることなどできないことを考えれば、やはり机上の空論だと言えます。

つまり、「タイミングを正確に測ることができない」ことから、「一貫した投資スタイル」が重要であるものの、「いかなる景気局面でも最高のパフォーマンスが期待できる魔法の投資法などない」ことから、「投資家は特定の景気局面で市場平均を下回ることに耐えなければならない」というわけです。

グッドラック。

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