2
バフェット太郎です。

トランプ大統領がトルコ製の鉄鋼に対して50%の追加関税を課す経済制裁を発表しました。また、トルコとの通商交渉も停止するとのこと。

米国がトルコに対して経済制裁を課した理由は、トルコが隣国シリアに軍事進攻したためです。しかし、そもそもシリア北部に駐在していた米軍を撤退させたのはトランプ大統領ですから、トルコ軍によるシリア侵攻の引き金を引いたのはトランプ大統領とも言えます。

とはいえ、米国による経済制裁がトルコ経済に与える影響は極めて限定的です。なぜなら、トルコ製の鉄鋼の輸出はすでに止まっていますし、通商交渉も未だ始まってすらいないからです。

そのため、トランプ大統領が「トルコの指導者たちがこの危険で破壊的な道を進み続けるのであれば、トルコ経済を速やかに崩壊させる準備はできている」と主張しているものの、トルコ経済の崩壊はないと見た方が良さそうです。

【金先物価格:日足】
1
さて、「有事の金」と言われている金先物価格は1オンス1497ドルと、1515ドル水準の50日移動平均線を割り込んでいるほか、9月の高値1566ドルから低迷しています。

また、上値が切り下がっている一方、下値が切り上がっていることから、三角保ち合いを形成していることがわかります。三角保ち合いとは、徐々に値幅を狭めていき、最終的にはどちらか一方に大きく動くことを予兆するものです。

米国によるトルコ制裁の効果が限定的であることから、トルコを巡る地政学的リスクが金が値上がりする理由にはなりません。また、米中貿易戦争も(中身はないに等しいものの)一部合意に至っていることから、中国を巡る地政学的リスクも低いと言えます。つまり、金価格はサポートラインを割り込む可能性が高いです。

【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX)】
3
金鉱株ETFのGDXのチャートを眺めると、上値が切り下がっている一方で下値は横ばいを維持するなど、「弱気の三角保ち合い」を形成しているため、26ドル水準のサポートラインを割り込む公算が大きいです。

そのため、金や金鉱株は短期的に見れば調整局面入りすることが予想されます。ただし、中長期的に見れば、米中貿易戦争を巡る問題が解決しないことや、世界経済の成長鈍化が止まらないことを考えれば、短期的な調整局面は絶好のの買い場になります。

グッドラック。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK