バフェット太郎です。

これまで好調だった米経済指標も、次第に陰りが見え始めています。

【米失業保険申請件数の4週平均(2005-2019)】
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米労働省が発表した新規失業保険申請件数は予想21万2000件に対して、結果21万4000件と予想を上回りました。また、新規失業保険申請件数の4週平均は21万4750件でした。

【米失業保険申請件数の4週平均(2019)】
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2009年4月以降、好調な労働市場を背景に失業保険申請件数は一貫して減少し続けてきましたが、世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争激化を背景に、労働市場に減速の兆しが見え始めており、2019年以降は減少しにくくなっています。

今後、失業保険申請件数が上昇に転じて増加傾向が続くようなら、就業者数と失業率も悪化に転じ、リセッション(景気後退)入りする公算が高まります。

【米住宅着工件数】
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また、商務省が発表した9月の住宅着工件数は予想132万戸に対して、結果125万6000戸と予想を下回りました。ただし、前月分は138万6000戸と、速報値の136万4000戸から上方改定され、2007年以来およそ12年ぶりの高水準を記録しました。

そもそも住宅着工件数とは、住宅建設が始まった戸数を指すため、景気の先行指標として注目されています。

たとえば、人々が家やマンションの購入を決断する時というのは、仕事が安定しており、将来の先行き見通しに対して楽観的になっている場合が多いです。また、家やマンションの購入に併せて家具や家電などの耐久財の買い替え需要も生まれるため、経済効果は大きいです。

従って、住宅市場が好調であるということは、米経済の先行き見通しが明るいことを示唆しています。反対に不調であれば、米経済の先行き見通しは暗いことを示唆しています。

さて、9月の住宅着工件数は125万6000戸と、比較的高水準であることがわかります。しかし、前月の136万4000戸から大きく減少したことを考えると、ピークを打ったと可能性もあります。
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過去二回のリセッションを振り返ると、住宅着工件数がピークを打ってから23~27カ月後にリセッション入りしていることがわかります。

仮に、2019年8月を起点とすれば、2021年7月~11月にもリセッション入りすることが予想されます。

失業保険申請件数と住宅着工件数は、米経済がリセッションの危機にあるような切迫感は示していないものの、好調だった勢いに陰りが見え始めていることを示唆しています。従って、過度な楽観は控える必要があるものの、依然として強気相場が続く公算が大きいことから、相場から降りたりはしないでください。

グッドラック。

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