バフェット太郎です。

タバコ世界最大手のフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)が第3四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想1.36ドルに対して、結果1.43ドルと予想を上回りました。

売上高は予想76億5000万ドルに対して、結果76億4000万ドルと予想を下回りました。

2019年通期のEPS見通しは旧ガイダンス5.14ドルを堅持し、アナリスト予想の5.21ドルを下回りました。

消費者の健康志向とタバコ離れが加速する中、紙巻きタバコの販売数量は大きく落ち込んでいます。

【紙巻タバコの販売数量(前年同期比)】
1
「EU」は472億4000万ユニットと、前年同期比2%減少しました。

「東ヨーロッパ」は273億8000万ユニットと、同8.1%減少しました。

「中東&アフリカ」は369億9000万ユニットと、同1.1%減少しました。

「南・東南アジア」は423億6000万ユニットと、同7.6%減少しました。

「東アジア&オーストラリア」は126億9000万ユニットと、同10.5%減少しました。

「ラテンアメリカ&カナダ」は168億5000万ユニットと、同14.1%減少しました。

「全地域」では1835億2000万ユニットと、同5.9%減少しました。

【加熱式タバコの販売数量(前年同期比)】
2
「EU」は34億7000万ユニットと、前年同期比100.8%増加しました。

「東ヨーロッパ」は38億6000万ユニットと、同234.9%増加しました。

「中東&アフリカ」は5億9000万ユニットと、同49%減少しました。

「南・東南アジア」は販売が禁止されています。

「東アジア&オーストラリア」は79億8000万ユニットと、同74.3%増加しました。

「ラテンアメリカ&カナダ」は8900万ユニットと、同107%増加しました。

「全地域」では159億9000万ユニットと、同84.8%増加しました。

【地域別売上高シェア(為替要因除く)】
4
【為替要因を除いた売上高(前年同期比)】
6
さて、タバコの販売数量が世界的に落ち込む中、為替要因を除く売上高は77億6000万ドルと、前年同期比7%の増収でした。また、為替要因を除く営業利益は32億ドルと、同8%の増益でした。

タバコ株の先行きに悲観的な人たちの多くは、「世界的なタバコ離れが加速する中で、タバコ株に未来はない」と断言します。

しかし、現実には売上高が増加するという摩訶不思議なことが起きているのです。なぜ、このようなことが起こるのかと言えば、製品の販売価格を引き上げることで販売数量の落ち込みをカバーしているためです。

【マールボロ(円)】
8
事実、日本では「マールボロ」が現在ひと箱520円と、2006年の320円から、62.5%も値上がりしています。

【地域別営業利益率】
5
また、タバコ業界は参入障壁が高いため、為替要因を除く全地域の営業利益率は41.2%と非常に高いです。

そのため、今後も安定したキャッシュフローと配当や自社株買いを通じた株主還元が期待できるため、投資家はタバコの恩恵を享受し続けることができます。

【フィリップ・モリス・インターナショナル(PM):日足】
9
四半期決算を好感して、株価は前日比+2.02%高と急伸しています。

同社に投資している個人投資家は、なんら悲観になる必要はありません。

グッドラック。

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