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バフェット太郎です。

小泉進次郎氏が第4次安倍再改造内閣に入閣したため保有資産を公開しました。家族分を含めた総資産は2億9001万円で、全額が妻で元フリーアナウンサーの滝川クリステル氏の名義とのこと。

【アセットアロケーション】
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アセットアロケーション(資産配分)の内訳は国債が1億5000万円(52%)と全体のおよそ半分を占めており、公社債1399万円(5%)、証券投資信託及び貸付信託等が802万円(3%)、その他1億1800万円(40%)となっています。

さて、個人投資家ならこのアセットアロケーションを眺めて「自分ならどう運用するか」みたいなことを考えると思います。

たとえば、個人向け国債の適用金利は0.05%であるため、1億5000万円分の国債を保有した場合、年間7万5000円の利息しか期待できませんが、S&P500インデックスファンドに長期投資した場合、年平均6~7%のリターンが期待できます。

そのため、一度に大きな支出を必要としないなら、もう少し積極的にリスク資産に資金を振り分けてキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)を狙ってもいいと思います。

仮に三分の一にあたる2億円を、3%の配当利回りが期待できる高配当株に投資すれば、600万円もの配当収入が期待できるので生活資金の不足分を補うこともできます。また、配当金が余るようなら配当を再投資することで資産をさらに増やすことができるので、多くの投資家はクリステル氏のアセットアロケーションを眺めて、「(完全にいらんお世話なんだけれども)あぁ、もったいないな...」なんて思うわけです。

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ところで、投資クラスタの中には2~3億円の金融資産を運用している人もめずらしくありませんが、中には親のお金でそれだけの規模の運用をしている人もいるそうです。まさに身の丈以上の運用をしているわけです。

そして、そういう背伸びしたクソダサい個人投資家に限って、ソフトバンクのような投機的な株に投資して多額の含み損を抱えているわけです。

普通、個人投資家であれば資産を5億、10億と増やす意味はそれほどありません。なぜならお金で得られる幸福はたかが知れていますから、お金をそれ以上増やし続けるよりも、やりたいことを見つけてそれに没頭するような人生の方が充実するからです。

そのため、ある程度資産を築いたらお金を増やすことよりも、保守的に堅実に運用しつつ、自分がやりたいこと、そしてやるべきことにお金や時間を振り分けた方が良いのです。

ところが、承認欲求が強い一方で大した社会経験がなく実力もない若者ほど、投機でサクッと資産を増やし、満たされない承認欲求を満たそうとします。

もちろん、自分で汗水垂らして稼いだお金で胸が焼けるような投機をするのも若いからこそできる貴重な経験です。しかし、親のお金で「20年30年と長期で保有すれば大きな値上がり益が期待できる!」なんて人生賭けた大勝負されても周囲の気持ちは冷めるばかりです。

これも完全にいらんお世話なんですけれども、「30年の長期投資をすると、30年後は何歳かなと、ソフトバンクが暴落して考えた、だからこそ、バフェット太郎は健康でいられれば、いいなぁ...」なんて思うわけです。

グッドラック。

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