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バフェット太郎です。

行動経済学の世界に「確証バイアス」という言葉があります。これは、自分に都合の良い意見や情報ばかり集め、否定的な意見や情報は無視することを意味します。

たとえば、「『持ち家』と『賃貸』どちらに住むか」と考えた場合、持ち家に憧れている人ほど「いかに持ち家が素晴らしいか」といった情報ばかり集め、持ち家のデメリットやリスクなどを軽視する傾向があるのです。結果、家を購入してから「こんなはずじゃなかった...」なんて後悔するわけです。

さて、こうした「確証バイアス」は株式投資の世界でも見られます。たとえば、個人投資家の中にはたった一つの銘柄に集中投資している人も少なくありませんが、そういう投資家ほど確証バイアスに陥るものです。

なぜなら、たった一つの銘柄に集中投資するということは、自分のリスク許容度をはるかに超えたリスクを背負っていることにほかならないため、少しでも不安になると、狼狽売りに走りかねないからです。

そのため、彼らは狼狽売りに走らないためにも、自分で自分を洗脳する必要があり、結果的に都合の良い意見や情報ばかり集めるようになるのです。

もちろん、これが客観的な事実に基づいた冷静な判断ではないことは誰にでもわかります。しかし、彼らにとってみればそれが客観的であるかどうか、そして正しいかどうかはもはやどうでも良くて、すでに決断した過去の投資が正当化できるのなら、それでいいのです。

とはいえ、投資家が「楽観的な情報だけを集めたら、なんだか大丈夫な気がしてきた♪」なんてことを言いだしたら、もうその人は”投資家終わり”です。なぜなら、それは「投資」ではなくただの「祈り」であり、投資家ではなく信者のやることだからです。

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そもそも投資家(株主)とは事業のオーナーになることを意味するわけですが、そんなオーナーが事業がうまくいくかどうかに確信が持てなかったり、楽観論ばかり集め出したり、あるいは四半期決算を祈るような気持ちで待っていたとすれば、それはオーナー失格です。

たとえば、バフェット太郎はタバコ株に投資していますが、楽観論ばかり集めるなどということはしません。タバコ販売数量の世界的な減少や電子タバコを巡る規制強化など、タバコ事業に悲観的な情報を十分加味したうえで、「タバコ事業は今後も安定したキャッシュフローが見込める」と確信して投資していますし、祈るような気持ちで四半期決算を待つなどということはそもそも発想としてあり得ないのです。

もちろん、「信じる者だけが救われる」のなら、たった一つの銘柄に集中投資し「祈り」を捧げ続けることで報われるかもしれません。しかし、それは投資家ではなく信者がやることであるため、多くの投資家は、自信の持てる一握りの優良株に分散投資して、堅実に運用した方が賢明です。

グッドラック。

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