2
バフェット太郎です。

ダウ平均は前日比+92.10ドル(+0.33%)高の2万7783.59ドルと史上最高値を更新して取引を終えました。上昇した主な要因は、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が議会証言で、米経済の先行き見通しに楽観的な姿勢を示したことが好感されたためです。

パウエルFRB議長は議会証言で、世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争といったリスクが存在するものの、「米経済の持続的な拡大を予想している」とした上で、「緩やかな経済成長、堅調な労働市場、2%近辺のインフレ率というFRBの見通しに、今後発表される経済指標が一致する限り、現在の金融スタンスは変わらない」と述べました。

また、「もちろん、FRBの見通しと実体経済に大幅な乖離が見られるような状況に陥れば、適切に行動する」とし、現時点で利下げの考えはないものの、経済指標次第で利下げに動く用意があることを表明しました。

【政策金利の推移】
1
さて、FRBは7月、9月、10月のFOMCで三度利下げに踏み切りったわけですが、この動きは1998年にそっくりです。当時、FRBは新興国の通貨危機を背景に利下げに踏み切ったことが奏功し、米景気のリセッション(景気後退)を回避しました。

しかし、その後景気が急速に過熱したことでFRBは慌てて利上げに踏み切ったのですが、結局ドットコムバブルが崩壊して2001年にリセッション入りしました。今回もそうならないとも限りません。

CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する2020年12月の利下げ確率は44%と、1998年11月~1999年6月のように今後一年間の政策金利の据え置きが続くことが予想されています。

1999年を振り返ると、FRBが景気拡大期の中で金融緩和を実施したことで米国株が大幅に上昇し、とりわけナスダック市場が大暴騰しました。そのため、2019年も同様にナスダック市場がバブル化する可能性があります。

ちなみに、今年はIPO株が活況で注目を集めているものの、現在は調整局面入りしており、多くの新興株が急落しています。

そのため、眠っている投機マネーがIPO市場に戻って来るのか、あるいは全く別のセクターがバブル化するのか、それとも予想外に景気が悪化して利下げに踏み切らざるを得なくなるのかはわかりませんが、いずれにせよ、投資家もFRB同様、経済指標を丹念に精査し続け、短期的なバブルやリセッションに惑わされずに堅実な運用を心掛けることが賢明です。

グッドラック。 にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK