バフェット太郎です。

株式投資には分散投資が必要不可欠ですが、投資戦略によっては避けるべきセクターがあることも忘れてはいけません。例えば、配当再投資を戦略としている投資家は素材株は避けた方が良いと思います。

ぼくがそう考える理由は、歴史を振り返ると素材セクターに配当再投資した場合のトータルリターンが全セクター中、最低だったからです。例えば、1957年~2003年までのヘルスケアの実質セクター・リターンは14.19%ですが、素材株は8.18%しかありませんでした。ちなみにS&P500は10.85%です。

S&P500(10.85%)を上回っているのはヘルスケア(14.19%)、生活必需品(13.36%)、情報技術(11.39%)、エネルギー(11.32%)、一般消費財(11.09%)の五つのセクターです。

なぜ素材株が8.18%と低いリターンしか出せないのかというと、製品がコモディティ化しているからです。素材セクターは主に化学、鉄鋼、紙など基礎的な汎用製品メーカーで構成されています。これらの製品を供給する企業の凋落の原因は、国外企業との競合が挙げられます。

化学、鉄鋼、紙を売るのにブランド力は必要はなく、価格が全てなので、人件費の低さを強みに持つ新興国メーカーが有利だったわけです。従って米国企業は海外の素材メーカーに太刀打ちできずトータルリターンの低迷につながりました。そのため大手素材株に長期で連続増配している企業はなかったと思います。

それでも素材株をポートフォリオに組み入れたいのなら、ぼくは規模と実績の面で優れているダウ・ケミカル(DOW)を選びます。ただし、トータルリターンの低さは歴史が証明していますから、ポートフォリオの5%未満にしておきたいところです。

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