バフェット太郎です。
米国株式市場は調整局面を迎えつつあります。
30日のNYダウ株式市場は前日比-183.12ドル(-0.64%)安の2万8462.14ドル、S&P500種指数は-18.73ポイント(-0.58%)安の3221.29ポイントと下落して取引を終えました。
下落した主な要因は、利益確定売りが優勢となったためです。とりわけS&P500種指数の牽引役だったハイテク株に売りが殺到し、FAAMGの株価はそれぞれ、フェイスブック(FB)-1.77%、アマゾン・ドットコム(AMZN)-1.23%、アップル(AAPL)+0.59%、マイクロソフト(MSFT)-0.86%、アルファベット(GOOGL)-1.10%に沈みました。
さて、投資におけるアノマリー(規則性のある経験則)のひとつに「サンタクロースラリー」があります。これは、その年の最後の5日間と新年の2日間の計7日間に、短いもののかなりの上昇が期待できる相場のことで、今年は12月24日から1月3日までが「サンタクロースラリー」です。
ところが、今年のサンタクロースラリーは4日目を終えた時点で-0.3%下落しています。これまで懸念されていた米中通商協議の行方についても、楽観的な見通しの中、米国株の買い材料になっていません。
これは、過去一年間、米国株式市場が20%を超える大幅な上昇を見せる中、多くの市場参加者らが目標を達成しており、これ以上自身のパフォーマンスを危険に晒したくないためです。
しかし、過去を振り返るとサンタクロースラリーで”サンタが訪れなかった”場合、その年のパフォーマンスは暴落したり弱気相場入りしたりと散々な目にあう可能性が高いです。
たとえば、2008年のサンタクロースラリーは-2.5%と下落した結果、その年のダウ平均は-38.5%も暴落しました。
また、2000年のサンタクロースラリーは-4.0%と下落した結果、その年のダウ平均は-10.1%と急落したほか、弱気相場入りしました。
こうしたことから、残りの3日間で挽回できるかどうかが注目されます。仮に下落で終わった場合、2020年の米国株式市場は好調だった2019年とは対照的な結果になりかねません。
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読者の皆様へ
今年一年本当にお世話になりました。
「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」も無事4年目を終え、いよいよ5年目を迎えます!これもブログを読んでくださってるみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。
この一年を振り返ると、ブログ的にはグーグルによるアルゴリズムの大規模なアップデートを受けてページビューが幾分下がったものの、概ね100万PV(月間)をキープすることができました。今後は米国株の企業分析にも力を入れていき、読者のみなさんと一緒に米国株をもっと勉強できたらなと思います。
また、米国株投資の方も強気相場を追い風に順調に増えていて、米国株だけの資産評価額は約7000万円と、前年の5500万円から1500万円ほど増加しました。来年は上半期まではFRBによるバランスシート拡大を受けて株式市場は好調を維持するものの、下半期以降は米中貿易戦争激化が予想されるためリセッションリスクが高まると予想しています。
というわけで、来年もどうぞよろしくお願いします!
グッドラック。
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