バフェット太郎です。

FRBが金利を引き下げる時、株は暴落し金の時代が訪れる

2001年と2007年の過去二回のリセッション(景気後退)を振り返れば、いずれもFRBが利下げに踏み切った後に株が暴落し、金が大暴騰しました。そのため、FRBの金利政策に投資家は注意を払う必要があります。

さて、FRB(米連邦準備制度理事会)が公表した12月FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨によれば、世界経済の成長鈍化と米中貿易戦争激化を背景に、米国の経済成長が予想を下回るリスクが高まっているものの、FRBは当面の金利を据え置くことで意見が一致したとのこと。つまり、しばらく金利は横ばいが続く公算が大きいというわけです。

しかし、米2年債利回りを眺めると、予想外に利下げが早まる兆候も見られます。

【政策金利と米2年債利回りの推移】
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政策金利と米2年債利回りの推移を眺めると、概ね相関関係にあるほか、米2年債利回りが政策金利の先行指標になっていることがわかります。

たとえば、2000年6月に米2年債利回りが政策金利を下回ると、半年後の12月にFRBは利下げに踏み切りました。また、2006年7月に米2年債利回りが政策金利を下回ると、およそ一年後の07年8月にFRBは利下げに踏み切りました。さらに、2019年3月に米2年債利回りが政策金利を下回ると、4カ月後の19年7月にFRBは利下げに踏み切りました。

このように米2年債利回りが政策金利の先行指標になっていることから、米2年債利回りの方向性がわかれば、将来のFRBの金利政策を予想することができます。

【米2年債利回り:週足】
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米2年債利回りの週足チャートを眺めると、50週移動平均線がレジスタンス(上値抵抗線)となり押さえつけられていたことがわかります。しかし、昨年10月以降は50週移動平均線を上回って推移するなど、上昇の兆しを見せていました。これは、市場参加者の多くが近い将来の「利上げ」を予想し始めていることを示唆しています。

しかし、米中貿易戦争激化により米製造業が予想以上に打撃を受けているほか、米国とイランとの対立激化し始めると、安全資産である債券に投資マネーが流入し、再び50週移動平均線を下回ってきました。

そのため、このまま製造業に持ち直しの兆しが見られないまま、地政学的リスクが高まるようなら米2年債利回りは下方リスクが高まり、将来の利下げ確率も上昇します。

冒頭でも述べた通り、FRBが金利を引き下げる時、株は暴落し金の時代が訪れます。とはいえ、予想通り景気が失速して金利が下がるのか、あるいは予想に反して景気が上向き利上げ方向に動くのかは誰にもわからないため、投資家は経済指標や世界経済の動向を注意深く観察し続けなければなりません。

グッドラック。




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