バフェット太郎です。

トータルヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が第4四半期決算を発表しました。内容はまちまちでした。

EPSは予想1.87ドルに対して、結果1.88ドルと予想を上回りました。

売上高は予想207億8000万ドルに対して、結果207億5000万ドルと予想を下回りました。

2020年の通期EPSは予想9.1ドルに対して、ガイダンス9.00~9.15ドルが提示されました。

2020年の通期売上高は予想854億8000万ドルに対して、ガイダンス858億~866億ドルが提示されました。

【地域別売上高構成比】
1
ジョンソン・エンド・ジョンソンの地域別売上高構成比は米国が52%、海外48%となっているので、同社に投資することは世界中に分散投資することと同じ意味になります。

【地域別売上高成長率】
2
地域別売上高成長率は米国が+2.7%、海外+4.1%、全世界で+3.4%で成長しています。

【部門別売上高構成比】
3
同社は「消費者部門」「医薬品部門」「医療機器部門」の三大部門で成り立っていて、「医薬品部門」が売上高全体の半分を占めるなど、とりわけ重要度が高いことがわかります。

【部門別売上高成長率】
4
部門別売上高成長率は「消費者部門」が+1.4%、「医薬品部門」が+4.5%、「医療機器部門」が+2.7%でした。最重要部門の「医薬品部門」が最も好調でした。

【消費者部門売上高構成比】
5
消費者部門の売上高構成比を眺めると、「ビューティー」と「OTC(一般医薬品)」の二つのカテゴリーで部門全体の三分の二を占めていることがわかります。

同社はベビーパウダーに発がん性物質アスベストが混入していた可能性を巡り、訴訟問題に直面していますが、ベビーケアの売上高が全体の2%に過ぎないことを考えれば、(賠償金の問題を除けば)売上高に与える影響は限定的です。

【消費者部門のカテゴリー別売上高成長率】
6
消費者部門のカテゴリー別売上高を眺めると、「ベビーケア」を除いて概ね好調であることがわかります。とりわけ同部門の重要カテゴリーである「ビューティー」と「OTC」はいずれも+4.3%、+4.9%と好調でした。

【医薬品部門売上高構成比】
7
同社の最重要部門である医薬品部門は「免疫」「腫瘍」の二つのカテゴリーで全体の59%を占めています。

【医薬品部門のカテゴリー別売上高成長率】
8
「免疫」は+6.1%でした。これは主力のステラーラが+18.6%と好調だったためです。

「腫瘍」は+10.6%でした。これは主力のインブルビカが+26.6%、ダラザレックスが+44.5%と好調だったためです。

「医療機器部門売上高構成比」 
9
医療機器部門は「整形外科」「外科手術」「視覚」の三つのカテゴリーに分かれています。

【医療機器部門のカテゴリー別売上高成長率】
10
「整形外科」+1.2%、「外科手術」-4.4%、「視覚」+0.9%でした。

【ジョンソン・エンド・ジョンソン】
1
ジョンソン・エンド・ジョンソンの週足チャートを眺めると、強気の三角保ち合いを上にブレイクアウトしていることがわかります。

これは、オピオイドを巡る賠償額が当初の80億ドルから680万ドルに引き下げられたほか、ベビーパウダーを巡る訴訟が同社に有利な判決となり、数千件もの訴訟が破棄されることが期待されているためです。

こうしたことから、同社の保守的なガイダンスは上方修正されるとの期待感と、バリュエーション面での割安感が投資マネーを引き付けています。

ちなみに、予想PERは16倍と、S&P500の18倍を下回っていることから、株価は10%以上の上昇余地があると考えることができます。

同社の株価は過去二年間に渡って停滞していましたが、愚直に配当再投資と積立投資をしていた投資家らはこれから報われる公算が大きいです。

グッドラック。



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