1
バフェット太郎です。

米ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオ氏と共同でCIO(最高投資責任者)を務めるボブ・プリンス氏が「ブームバスト・サイクルは終わった」と述べたことで、世界中の投資家らが青冷めました。

「ブームバスト・サイクル」とは、景気拡大と縮小のサイクルを意味します。つまり、プリンス氏は(中央銀行が経済をコントロールしているため)米経済にリセッションが訪れることはなく、低成長が今後も続くと楽観的な見方をしているのです。

相場の格言に、「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」というものがあります。これは、伝説の投資家ジョン・テンプルトン氏の言葉であり、多くの投資家が楽観に傾いた時、強気相場の終焉が近いことを警告した言葉です。また、テンプルトン氏は「マーケットの歴史において最も高くつく言葉は『今回だけは違う』だ。歴史は繰り返す」とも述べています。

また、これに先駆けて、レイ・ダリオ氏はCNBCのインタビューで「現金はゴミだ」とし、世界への分散投資を推奨しています。

つまり、テンプルトン氏の言葉はプリンス氏やダリオ氏の発言が強気相場の終焉を示唆していることを教えてくれているのです。ただし、直ちに暴落するといった兆候は未だありません。

【S&P500種指数:2010-2020】
1
S&P500種指数の10年チャートを眺めると、強気のトレンドチャネルを形成していることがわかります。レジスタンス(上値抵抗線)が3600ポイントを示していることから、そこをターゲットに上昇する公算が大きいです。

しかし、上昇ピッチが速すぎることから、その後調整局面入りすることは十分考えられます。仮に3600ポイントをピークとし、トレンドチャネルのサポートライン2800ポイントまで下落した場合、下落率は高値から22.2%安となります。

そこからさらに15年の高値2134ポイントをターゲットに下落した場合、下落率は40.7%安と株式市場は大暴落することになります。

【S&P500種指数:1996-2020】
2
ちなみに、過去二回のリセッションを振り返ると、いずれも強気のトレンドチャネルを下にブレイクアウトしていたことから、歴史が繰り返されるなら、今回の下落幅も22.2%にはとどまらず、40%超の暴落が予想されます。

これは01年のドットコムバブル崩壊の50%安、08年の金融危機の58%安よりも軽度です。仮に3600ポイントを起点として50%暴落すれば、2016年の安値1800ポイントがターゲットになりますから、これも十分想定されます。

従って、レイ・ダリオ氏らが楽観的な見通しを示す中、個人投資家は過度な楽観は控えて、40~50%の暴落を想定しつつ、堅実に運用した方が賢明です。暴落とは予告なく、ある日突然やって来るものだから。

グッドラック。



にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK