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バフェット太郎です。

チャンスは突然やって来るものです。そのため、投資家は”その時”に備えていくらかの現金を常に用意した方が賢明です。

中国発の新型コロナウイルスはの影響を相場は未だ織り込んでいませんから、突然の調整局面は投資家にとって絶好の押し目買いのチャンスになり得るのです。

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先日、米ヘッジファンド大手ブリッジウォーター・アソシエイツのレイ・ダリオCIO(最高投資責任者)は、CNBCのインタビューで「現金はゴミだ」と発言しました。たしかに現金を保有していてもほとんど利息を生んでくれませんから、株式などの利回りが期待できるリスク資産に投資した方がずっと賢明です。

とりわけ強気相場において、現金を保有していれば致命的な機会損失を被ることになるので、ファンドマネジャーなどライバルとパフォーマンスを競い合っている人ほど「現金はパフォーマンスの足枷」と考えて積極的にリスク資産に投資します。

仮に暴落に備えて現金を貯め込むようなファンドマネジャーがいれば、たちまちパフォーマンスでライバルに遅れを取り、顧客から預かった投資資金が流出しかねないのです。

そのため、ファンドマネジャーが強気相場でリスク資産にフルインベストメント(全力買い)するのは必然で、言い方を変えれば、彼らは音楽が鳴りやむまで踊り続けなければならないのです。

しかし、個人投資家は誰かと投資パフォーマンスを競い合っているわけではないので、フルインベストメントといったリスクを過度に取るような投資をする必要はありません。個人投資家の中には米国株にフルインベストメントし、現金をほとんど保有していない人もいますが、そういう人ほど暴落局面で狼狽売りに走ってしまうものなので注意しなければなりません。

ちなみに、「狼狽売り」は何も「暴落の恐怖で売りに走る」ことを意味しません。たとえば、米国株が低迷する中で、「新興国株が米国株を上回るパフォーマンスが期待できる」とか「米小型成長株は景気サイクルの影響を受けにくく、パフォーマンスが期待できる」といった理由で、投資対象を乗り換えたいという誘惑に駆られて売りに走るのです。

実際、そういう局面は今後起こり得ることなので、米国株にフルインベストメントするような大胆な投資家は、やはり米国株を全売りし、次の成長セクターにフルインベストメントするような大胆な投資行動に走りやすいのです。

しかし、未来を正確に占うことも投資タイミングを正確に計ることも誰にもできないことを考えれば、投資サイクルを予想してダイナミックに資金を動かすことは必ずしも賢明とは言えません。

また、ダイナミックに資金を動かさなくても、フルインベストメントをしていれば暴落局面での積立投資を躊躇してしまい、割安な価格で変える局面をみすみす見逃したりするものです。

「弱気相場でも積立投資し続ける!」というのは、強気相場でこそ言えることで、実際に弱気相場が訪れると「もう少し安くなってから買い増そう」と突然慎重になってしまうのです。(そして結局永遠に買い増せないのです。)

従って、多くの投資家は常にある程度の現金を保有し、暴落局面で割安になった一握りの米優良株を買い増し、忍耐強く保有し続けた方が賢明です。また、新興国株や小型成長株に追い風が吹いている局面でそれらに投資したい場合、ポートフォリオの20%までと決めて「趣味としての投資」を楽しむ程度に留めた方が良いです。

いずれにせよ、堅実な運用を続けようと思えば、ある程度の現金を常に保有しておく必要があり、それこそが絶好の投資チャンスを獲得する唯一の方法です。

グッドラック。



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