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バフェット太郎です。

中国発の新型コロナウィルス感染拡大を受けて、アジアと欧州で株安の連鎖が広がる中、その影響が米国株式市場にも波及しています。

ダウ平均の下げ幅は一時900ドルを超える場面があるなど、取引時間中の下げ幅としては今年最大で、50日移動平均線を下にブレイクアウトしました。

【ダウ平均:日足】
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アジアと欧州市場を振り返ると、まず、韓国総合株価指数(KOSPI)は前日比3.84%安と急落したほか、日経平均先物は同1060円(4.5%)安と韓国以上に急落しました。

また、ユーロ・ストック50は4.17%安で、ドイツ、英国、フランス、イタリアの株価指数もそれぞれ4.14%安、3.54%安、4.13%安、5.90%安と急落しています。欧州市場は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けたほか、米国の製造業景況指数が減速していることも影響しています。

CMEフェドウォッチによれば、市場が予想する4月の利下げ確率は54.5%と、一カ月前の12.8%から大幅に上昇しました。また、年内二回の利下げを予想する確率も75.7%と、こちらも一カ月前の30.3%から大幅に上昇しています。

金利が下がるということは、相対的に金が買われやすくなることを意味します。なぜなら、金は保有していても利息を生んでくれませんから、金利上昇局面では利息や配当を生む債券や株式が選好されやすいものの、金利下落局面では相対的に金の魅力が増すので投資資金が流入することが予想されるのです。

事実、米2年債利回りと金価格は逆相関の関係にあります。

【米2年債利回り(上)と金先物価格(下)】
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過去5年間を振り返ると、米2年債利回りが上昇する局面で金先物価格は横ばいで推移していたものの、その後2018年10月に米2年債利回りが下落に転じると、金価格が上昇し始めました。

【ヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX)】
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金価格が上昇する中、金を採掘する金鉱山株が大暴騰することが期待できます。

金鉱山株ETFのGDXは「カップウィズハンドル」を形成し、ネックラインをブレイクアウトしたことで”買い”シグナルが出ました。「カップウィズハンドル」はカップの底と天井の値幅分の上昇率が期待できますから、ターゲットは56.5ドルになります。

新型コロナウィルス感染拡大を受けて、中国の中小規模事業者の連鎖倒産が現実味を帯びることを考えれば、中国の経済危機が世界同時株安の引き金となりかねず、世界の投資マネーは金と金鉱株に急速に流入する公算が大きいです。

グッドラック。
 




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