バフェット太郎です。

新型コロナウィルス感染拡大を巡る懸念が高まる中、ダウ平均は前日比357.28ドル(1.39%)安の2万5409.36ドルと7日続落し、週間ベースでは12.36%下げ、2008年金融危機以来の大幅な下げ幅を記録しました。
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(出典:日本経済新聞

1923年以降の97年間を振り返ると、週間ベースで今回のコロナショックを超える下げ幅を記録したのはわずか5回しかなく、「リーマンショック(2008:18%安)」「世界恐慌(1933:16%安)」「米同時多発テロ(2001:14%安)」「世界恐慌(1929:13%安)」「ブラックマンデー(1987:13%安)」と、いずれも歴史的な出来事ばかりでした。

さて、こうした中、ダウ平均は下げ止まりの兆しを見せています。

昨日、WHO(世界保健機関)が新型コロナウィルス感染拡大について、世界の危険度を「非常に高い」に引き上げたことで投資家心理が悪化、ダウ平均は一時下げ幅が1000ドルを超えるなどまさに地獄絵図の様相を呈しました。

しかし、終盤にかけて買いが優勢となり、結局357.28ドルまで下げ幅を縮めたほか、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が「経済を支えるために我々の政策手段を活用し、適切に行動していく」と利下げを示唆したことで、ダウ先物が143.0ドル(0.56%)高と下げ止まりの兆しを見せています。

【ダウ平均:週足】
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ダウ平均の週足チャートを眺めると、下ヒゲが出現していることがわかります。これは、上昇シグナルとなり得るローソク足のことで、売り物に押されて下押ししたものの、最終的には買い方に支えられてトレンドが反転した場合に出現します。実際、2018年末の暴落局面でも下ヒゲが出現し、トレンドが反転しました。

そのため、コロナショックによる暴落は大底を付けたと考えることができます。ただし、2018年末のように一気に反転上昇するかどうかはわかりません。しばらく底値を固めるようにしてギクシャクした相場展開になる可能性もあり、その場合は優良株や売られすぎた高配当株を買う絶好の投資タイミングになり得ます。

つまり、優良高配当株の場合、株価の反発による値上がり益と高配当の両取りが期待できるというわけです。

そうしたキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)を両取りする投資アイディアを提供しているのが、2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著書マーク・リクテンフェルド氏による配当投資専門のニュースレター「Oxfordインカム・レター」です。同氏はウォールストリート・ジャーナルやバロンズなどにも度々寄稿しています。

ちなみに、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りが期待できる具体的な銘柄を挙げると、老舗の家具・インテリア小売りチェーン大手のベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)があります。(※同社の配当利回りは6.20%と高配当です。)

【ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)のキャッシュフロー推移】
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同社の業績はネット通販大手アマゾン・ドットコム(AMZN)との競争激化により業績が低迷していますが、依然として安定したキャッシュフローを維持しているほか、ディスカウントストア大手ターゲット(TGT)出身のマーク・トリトン氏が新CEOに着任したことで将来への期待が高まっています。

トリトン氏は当時既存店売上高が芳しくなかったターゲットの商品政策責任者(小売業では二番目に重要なポジション)として入社すると、わずか一年で既存店売上高を1%増やし、翌年さらに約5%増やすなど、抜群の経営センスを持っています。また、その前は百貨店大手のノードストロームで自社ブランド事業を担当し、やはり売上高が劇的に増えています。

加えて、トリトン氏は報酬の多くを自社株で受け取ることを希望しています。これは、トリトン氏がそちらの方が有利だと考えていることにほかならず、業績改善への自信の表れだと捉えることができます。

過去10年のキャッシュフロー推移を眺めると、本業の儲けを表す営業キャッシュフローは黒字が続いていることがわかります。また、投資支出が増えていないので、フリーキャッシュフローもしっかりと生み出していることもわかります。

トリトン氏はノードストロームで商品の改善と自社ブランド製品のコスト削減により、利益率を改善させる術を知っているほか、ターゲットで実店舗とネット通販を融合させた次世代型の小売業を構築する方法がわかっています。

そのため、ベッド・バス・アンド・ビヨンドは今後、利益率が改善することでEPSが大きく上昇するほか、実店舗とネット通販をテコ入れすることで売上高が成長軌道に乗れば、PERの上昇も期待することができます。

仮に利益率が現在の3%から6%に改善するだけでEPSは2ドルから4~5ドルへ、PERは現在の7~8倍が、10~15倍になれば、株価は40~75ドルと、現在の10ドルから4倍以上値上がりすることが期待できます。

【ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY):週足】
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ベッド・バス・アンド・ビヨンドの週足チャートを眺めると、ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトム(逆三尊)を形成していることがわかります。

ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトムは底を示すチャートパターンで、ネックラインを上にブレイクアウトすれば、ヘッドとネックラインの長さと同じ長さの位置がターゲットになるので、目標株価は44.5ドルになります。

既存店売上高が改善し、成長ストーリーが実現するまでにはしばらく時間がかかることが予想されるものの、その間、6%を超える配当を享受しながら、値上がり益を待つのも良いと思います。

グッドラック。

(参考:「Oxfordインカム・レター」)






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