バフェット太郎です。

2013年以降、日本株に投資して資産を増やした投資家は少なくありません。そこで気をつけなければならないことは、自分の能力を過信しないことです。

例えば、米国の株式市場は90年代以降、高パフォーマンスを上げやすかったので楽に儲けることができました。しかし問題は、その高パフォーマンスは自分の能力のおかげにしてしまうことです。ウォール街で昔からよく言われているように、「強気相場を自分の知恵と取り違えるな」というわけです。

また、これも有名な例え話ですが、ウォールストリートジャーナルは定期的に投資の専門家を数人招いて、どの銘柄を買ったらよいか推奨銘柄を挙げてもらいます。一方で、上場企業からランダムに四~五銘柄を選びます。さて、一年後どちらのパフォーマンスが良かったか。結果はまちまちでした。専門家の推奨する銘柄より値上がりしていることが少なくなく、また、値下がりしていることもありました。つまり、専門家が選ぶこととランダムに選ぶことでは結果はそれほど変わらないということです。

だけど、ぼくたちは専門家が推奨する銘柄に注目し、「よく調査されている」とか称賛する傾向にあります。ちなみにバロンズが2014年の終わりに推奨した銘柄が2015年の一年を通してどうなったかというと、S&P500指数が-2%だったのに対し、バロンズ推奨10銘柄は-6%でした。

さらにバロンズが、昨年二月にアップルの株価が160ドルになると予想してその後どうなったかというと次のようになりました。
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バロンズが強気の予想をしたまさにその時、株価はピークをつけて一年かけて100ドルを割り込みました。現在株価はサポートラインに反発して105ドルを目指す展開になっています。

さて、2015年の終わりにバロンズが推奨した10銘柄は以下の通りです。
AMCネットワーク(AMC)、アップル(AAPL)、セルジーン(CELG)、CVSヘルス(CVS)、デルタ航空(DAL)、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ(DFS)、エレクトロニック・アーツ(EA)、フットロッカー(FL)、ゼネラル・モーターズ(GM)、モホーク・インダストリーズ(MHK)です。

これらの銘柄が全てダメになるというわけではありません。まちまちな内容になると思います。

投資家が気をつけなければならないことは自分の能力を過信しないことです。日本株に投資して資産を増やした人は今自分がどのあたりに立っているのか気にした方が良いです。
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チャートは日経平均株価の五年チャートですが、1万5000円のサポートラインに反発しています。これは短期的な反発は期待できますが、再びサポートラインを試す展開になると思います。サポートラインを割り込むようなら、次のサポートラインは1万2500円、さらにその次が1万円です。

日本株上昇の背景には円安がありました。ぼくは長期的には円安になると予想しているので1万円はさすがにないと思いますが、短期的な円高により1万2500円をつける可能性は十分にあると思います。

そのとき、自分の能力に過信していた投資家は相場全体が弱気と混乱で渦巻いているなか、どのような投資行動を起こすでしょうか。ちなみに日本株にまともなディフェンシブ銘柄なんてありません。

ぼくはバフェット流と称して日本株に投資している人たちのメッキが剥がれると思います。

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