バフェット太郎です。

新型コロナウイルスの感染拡大が米国に本格的に波及する中、ダウ平均は969.58ドル(3.58%)安の2万6121.28ドルと、再び1000ドル近く値を下げて取引を終えました。

【ダウ平均:日足】
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ダウ平均は2月28日の安値2万4681.01ドルをターゲットに二番底を試す展開となっているので、株価は一段と値を下げる公算が大きいです。

投資マネーは一斉に安全資産に逃避したことで、長期債の米10年債利回りは一時過去最低となる0.89%まで急落(価格は上昇)し、短期債の米2年債利回りも0.59%と、2016年7月以来およそ3年半ぶりの低水準を記録しました。

金利が下落したことで金利収入の悪化が懸念されて金融株が売られました。ウェルズ・ファーゴ(WFC)6.04%安、JP・モルガン・チェース(JPM)4.91%安、ゴールドマン・サックス(GS)4.77%安、シティ・グループ(C)5.79%安、バンク・オブ・アメリカ(BAC)5.07%安、USバンコープ(USB)6.17%安でした。

金融株が軒並み売られていることで、配当利回りは上昇し、それぞれの配当利回りはウェルズ・ファーゴ5.03%、JPモルガン・チェース3.08%、ゴールドマン・サックス2.46%、シティ・グループ3.14%、バンク・オブ・アメリカ2.59%、USバンコープ3.64%と、銀行株が軒並み高配当株になっています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、出張や旅行のキャンセルが相次いでいることで、航空株や旅行関連株、ホテル株なども軒並み値を下げました。アメリカン航空(AAL)13.44%安、デルタ航空(DAL)7.20%安、ユナイテッド航空(UAL)13.25%安、サウスウエスト航空(LUV)3.58%安でした。旅行関連株ではブッキング・ホールディングス(BKNG)が4.89%安と値を下げました。ホテル株はマリオット・インターナショナル(MAR)6.85%安、ヒルトン・ワールドワイド(HLT)7.00%安でした。

ただし、金利の低下は景気サイクルの中で必然的に起こり得るものですし、新型コロナウイルスの感染拡大は一時的な影響であることを考えれば、これらのセクターは絶好の投資機会と言えるかもしれません。事実、著名投資家ウォーレン・バフェット氏は今デルタ航空を買い増しています。

米国株が軒並み値下がりするなか、金鉱株だけは上昇しており、金鉱株ETFのヴァンエック・金鉱株・ETF(GDX)は2.37%高と大きく上昇しています。投資マネーが安全資産である金にも流れたことで、金先物価格が一時1675ドルまで値上がりしたことが要因として挙げられます。

金鉱株は金利と逆相関の関係にあるため、金利がこの先も下落する公算が大きいことを考えれば、引き続き上昇することが期待できます。事実、CMEフェドウォッチによれば、市場参加者らはさらなる金利の下落を確信しています。

【CMEフェドウォッチ:3月18日FOMC】
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CMEフェドウォッチによれば、市場参加者は3月18日に予定されているFOMC(連邦公開市場委員会)で前回の臨時FOMCに引き続き0.5%の利下げを予想しています。(現在は1.00~1.25%です。)わずか一カ月で利下げ幅が1.00%となれば、それは異常であり恐怖そのものです。

【CMEフェドウォッチ:4月月29日FOMC】
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続いて、4月29日に予定されているFOMCでは、政策金利が0.25~0.50%まで下がるとする確率が64.5%まで上昇しています。

そもそも、FRBは政策金利を引き上げたり引き下げたりすることで経済をコントロールしようとしているので、景気拡大期は将来のリセッション(景気後退)に備えて金利を引き上げておきたいと考えるものです。(景気後退したら利下げをして景気を下支えすることができるからです。)

しかし、失業率が3.6%と労働市場が歴史的な低水準にある中で、3月のFOMCで政策金利を0.50~0.75%まで引き下げれば、残りは0.50%分しか残りません。さらに4月FOMCで0.25~0.50%まで引き下げれば残りは0.25%分しかありません。

つまり、将来のリセッションで非伝統的な量的緩和策以外ほぼ成す術がないのです。

【米2年債利回り】
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過去30年を振り返ると、米2年債利回りの暴落とともに米経済はリセッション入りしていました。過去の経験則に従えば、米経済がリセッション入りする公算は大きく株式市場は一段と値を下げる公算が大きいです。

グッドラック。



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