バフェット太郎です。

NYダウ先物が時間外取引で前日比1256ドル(4.87%)安と暴落したことで、サーキットブレーカーが発動し、取引が一時停止しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念の高まりに加えて、原油先物価格が一時27.34ドルと前日比で30%以上暴落したことが引き金となりました。

また、世界の株式市場も軒並み暴落するなど世界同時不況の様相を呈していることで、先行き見通しに不安になっている個人投資家も少なくないと思います。

しかし、過去を振り返れば米国株式市場は長期的に見れば右肩上がりで上昇しており、今後も上昇し続けることが期待できため、悲観的になる必要はありません。

【S&P500種指数のトータルリターン】
1
チャートは1989年末から2020年現在までのおよそ30年間に渡るS&P500種指数のトータルリターンの推移を表しています。ちなみに、トータルリターンというのは、配当再投資を含めたリターンという意味です。

1989年12月末の379.41ポイントを起点とすれば、およそ30年で6050.80ポイントと、年平均9.6%で成長してきたことがわかります。

この間、米国株式市場は順風満帆の好調な景気拡大が長期で続いたわけではなくて、1991年の湾岸戦争や1997年のアジア通貨危機、1998年のロシア通貨危機に伴う米ヘッジファンドLTCM(ロングターム・キャピタルマネジメント)の破綻、2000年のドットコムバブル崩壊、2003年のイラク戦争、2008年の金融危機、2010年のギリシャ危機、2012年の欧州債務危機と数多くの危機と暴落、そして三回のリセッション(景気後退)を乗り越えてきたのです。

今回、新型コロナウイルスの感染拡大が世界同時不況のきっかけとなって、株式市場が暴落しているわけですが、これまでいくつもの危機と暴落を乗り越えてきたことを考えれば、今回も乗り越えることができると考えるのが自然です。

そのため、米国株への長期投資は今後も同様のリターンが期待できるというわけです。

ただし、年平均10%弱のリターンは債券や預金金利のように、元本が保障された上で毎年利息が積み上がっていくわけではありません。大きい時では20~30%が、小さい時では-30~-50%のリターンがもたらされます。

従って、それを理解していない投資家やリスク許容度の低い投資家は狼狽して「全売り」するなどクソダサい投資行動に走る可能性があるので注意してください。また、レバレッジを掛けたリスクの高い投資もこうした暴落局面で狼狽するきっかけとなってしまうので注意が必要です。

さて、暴落局目というのは、信用取引などレバレッジをかけて投資していた人たちが追証に迫られるので、優良株が軒並み売られます。彼らは追証を支払わなければならないので、本来売る予定のなかった優良株を手放さざるを得なくなるのです。

そのため、自身のリスク許容度の範囲内で堅実に運用していた投資家ほど、外的要因で値下がりした優良株を割安な価格で手に入れることができるのです。

では、どのように株を安値で拾っていけば良いでしょうか。

多くの個人投資家は「底値で買いたい」と願うものです。しかし、「底値で買う」などということは誰にもできませんし、そもそもそれができる究極の投資法など存在しないことを考えれば、「底値で買う」ことに注意を払う必要はありません。

また、理論株価よりも割安な価格で取得する必要もありません。なぜなら、理論株価とはあくまで投資家が予想するシミュレーションを前提としているため、その前提条件が崩れれば理論株価などほとんど役に立たないからです。(※それが役立つと誤解されていたのは、これまで順調に強気相場が続いたからです。)

しかし、相対的に割安なセクターがあることを感じることはできます。たとえば、航空株やホテル株、エネルギー株などです。これらのセクターは外的要因により株価が大きく値下がりしていますが、それぞれの個別銘柄の競争優位性が揺らいだわけではないないことを考えると、長期的に見れば業績が改善し、株価も戻ることが期待できます。

そのため、これらのセクターをコツコツと少しずつ買い増していけば良いです。たとえば、現金比率30%の個人投資家なら、3ヶ月~半年にかけて10%まで下がるように、計画的に少しずつ買い増していけば良いと思います。

実際、著名投資家ウォーレン・バフェット氏は航空大手のデルタ航空を少しずつ買い増しています。デルタ航空は航空大手の中でも特に競争優位性の高い企業であることに加えて、配当利回りも3%を超える高配当株です。

つまり、キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)の両取りが期待できるのです。

【デルタ航空(DAL):日足】
1
こうした、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りという投資アイディアは2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著書マーク・リクテンフェルド氏による配当投資専門のニュースレター「Oxfordインカム・レター」が参考になると思います。同氏はウォールストリート・ジャーナルやバロンズなどにも度々寄稿しています。

彼の推奨する銘柄には、優良株でありながら割安で不人気な高配当株が度々紹介されています。つまり、株価の反発によるキャピタルゲイン(値上がり益)と高配当が同時に見込めるなど、大きなリターンが期待できるのです。

【オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオとS&P500種指数のリターン推移】
6
事実、1996年から2015年末までの20年間、「Oxfordインカム・レター」で提唱する”独自の投資法”を実践した「オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオ」はS&P500種指数を大きくアウトパフォームしています。

ただし、減配の可能性の高い高配当株も含まれているので、必ずしもリクテンフェルド氏が推奨する銘柄が儲かるというわけではありません。(バフェット氏ですら百戦百勝ではないのですから。)

いずれにせよ、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りができるという投資アイディアは一考の価値があると思うので是非参考にしてみてください。リクテンフェルド氏から無料で提供されている「永久に持っておきたい6つの高配当株レポート」はこちらからどうぞ。

グッドラック。

(参考:「Oxfordインカム・レター」)



にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK