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バフェット太郎です。

コロナショックが11年続いた米国の強気相場を終わらせようとしています。

【ダウ平均:1990-2020】
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1990年から2020年までの過去30年間のダウ平均を眺めると、2001年に強気のトレンドチャネルが崩れると、その後2年に渡って弱気相場入りしていることがわかります。また、同様に2007年も強気のトレンドチャネルが崩れると、その後1年半に渡って弱気相場入りしていることがわかります。

つまり、強気のトレンドチャネルが崩れると、その後18~24カ月にわたって弱気相場入りする傾向があるということです。

【ダウ平均:2010-2020】
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現在、2011年から続く強気のトレンドチャネルのサポートライン(下値支持線)に達しつつあり、2万3625ドルの200週移動平均線を下回れば弱気相場入りすることが予想されます。

未来を正確に予想することは誰にもできませんが、新型コロナウイルスの感染拡大による世界同時不況を加味すれば、米国株の強気相場が終焉する可能性は高いと言えます。

ただし、過去を振り返れば「2001年-2003年」の弱気相場も、「2008年-2009年」の弱気相場も絶好の買い場であったことを考えると、これから訪れるかもしれない弱気相場は多くの投資家にとって絶好の投資チャンスとなり得ます。

ちなみに、ドットコムバブル崩壊ではハイテク株が軒並み大暴落したため、ハイテク株に投資する絶好の機会でした。また、金融危機では金融株が軒並み大暴落したため、やはり金融株に投資する絶好の機会だったと言えます。

そのため、今回のコロナショックでは航空株やクルーズ株などの旅行関連株が軒並み大暴落したほか、原油安に伴いエネルギー株も大暴落しているので、長期的に見れば旅行関連株やエネルギー株などが絶好の買い場だと言えます。

代表的な銘柄と、年初来高値からの最大下落率は以下の通りです。

【航空株】
アメリカン航空(AAL) :-53%
デルタ航空宇(DAL)  :-32%

【クルーズ株】
カーニバル(CCL)   :-61%
ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCC):-70%

【エネルギー株】
エクソンモービル(XOM):-42%
シェブロン(CVX)    :-34%

過去の弱気相場と比べると、ドットコムバブルや金融危機においてハイテク株と金融株は軒並み80%以上暴落していたため、航空株、クルーズ株、エネルギー株は一段と下げが加速するかもしれません。

とはいえ、こうした割安な優良株に投資し、長期で保有すればキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)の両取りが期待できます。

こうした、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りという投資アイディアは2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著書マーク・リクテンフェルド氏による配当投資専門のニュースレター「Oxfordインカム・レター」が参考になると思います。同氏はウォールストリート・ジャーナルやバロンズなどにも度々寄稿しています。

彼の推奨する銘柄には、優良株でありながら割安で不人気な高配当株が度々紹介されています。つまり、株価の反発によるキャピタルゲイン(値上がり益)と高配当が同時に見込めるなど、大きなリターンが期待できるのです。

【オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオとS&P500種指数のリターン推移】
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事実、1996年から2015年末までの20年間、「Oxfordインカム・レター」で提唱する”独自の投資法”を実践した「オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオ」はS&P500種指数を大きくアウトパフォームしています。

ただし、減配の可能性の高い高配当株も含まれているので、必ずしもリクテンフェルド氏が推奨する銘柄が儲かるというわけではありません。(バフェット氏ですら百戦百勝ではないのですから。)

いずれにせよ、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りができるという投資アイディアは一考の価値があると思うので是非参考にしてみてください。リクテンフェルド氏から無料で提供されている「永久に持っておきたい6つの高配当株レポート」はこちらからどうぞ。

グッドラック。

(参考:「Oxfordインカム・レター」)



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