バフェット太郎です。

MONEY VOICEにジム・ロジャーズが市場に警鐘を鳴らすとの記事。この記事によればジム・ロジャーズ氏以外の著名アナリストたちも暴落を予想しています。彼らが暴落すると言っている根拠は以下の通りです。

一、中央銀行
各国中央銀行による異次元の量的緩和策は失敗だと指摘。2016年~2017年はその債務の償還期限を迎えるので、いくつかの国はデフォルト(債務不履行)に陥る。

二、中国経済
中国の不動産バブル崩壊や人民元の切り下げをきっかけに市場が暴落する。

三、ドルの暴落
過剰に評価されたドルが暴落して、金と銀が上昇する。

四、欧州金融危機
ドイツ銀行をはじめ、欧州の金融機関が破綻する。

五、シェールオイル
シェールオイルバブルが終焉し、シェール企業が破綻する。

★★★

暴落する要因が多すぎて、どれが当たってもおかしくなさそうです。ちなみにこれを予想したアナリストの一人ハリー・デント氏は、リーマンショックや昨年の上海発世界同時株安を事前に予測して有名になったアナリストとして紹介されていますが、彼はずっと前から有名でした。

2012年に大暴落がくると言って予想を外し、2006年の米住宅バブル時に『バブル再来(2006)』でダウは4万ドルを目指すと言って予想を外したりしていました。

ジムロジャーズ氏も『商品の時代(2005)』でコモディティの中で金が最もダメだと主張しましたが、2011年に金価格が1900ドルに暴騰して予想を外しました。また、金価格が高騰しているときに「金は買いだ」と予想して金価格が1100ドルを割り込むほど急落しました。

最近投資を始めたばかりの人は知らないことだったと思いますが、投資経験が10年以上ある人はそういうことをリアルタイムで知っているわけです。だからこういう記事を呼んでも「アイツまた言ってるよ」としか思わないのです。

では、彼らの予想はまたハズレるのでしょうか。経済学者のポール・サミュエルソン氏の有名な言葉で「マーケットは過去五回の不況を九回予想した」というものがあります。つまり、将来は誰にもわからないということです。

そもそも過去の株式市場を振り返ると、2008年のリーマンショック、1997年のアジア通貨危機、1987年のブラックマンデーと10年ごとに危機は繰り返し起きていたので、そろそろ何らかの要因で危機が起きるということは誰にでも予想できるわけです。

だから投資家はそうした「暴落論」に振り回されずに、落ち着いて資産運用をした方が良いです。

ぼくのような配当再投資戦略をスタイルとする投資家は、コツコツを定期的にドルコスト平均法で株を買い増せばよいのです。たとえ著名アナリストたちが翌月に暴落すると予想していたとしてもです。

ぼくの経験則から言えば、誰もが臆病になっているときに買った株が一番儲かります。

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