バフェット太郎です。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が、世界経済に大きな打撃を与えるとの懸念が高まったことで、ダウ平均は前日比2352.60ドル(9.99%)安の2万1200.62ドルと、「ブラック・マンデー(1987)」以来の下落率を記録しました。

【ダウ平均:日足】
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ダウ平均は直近の高値2万9568.57ドルから28.3%安まで売り込まれています。

米国株式市場の大暴落が続く中、投資家たちはFRB(米連邦準備制度理事会)による金融緩和策を期待しているわけですが、こうした中、FRB(米連邦準備制度理事会)は債券市場の「一時的な混乱」を緩和するため、12日と13日の二日間で1兆5000億ドル(約158兆円)規模の追加の資金供給を実施することを決定しました。

これを「レポ取引」と言って、米債と引き換えにほぼ同額の現金を貸し出す取引のことを指します。たとえば、大量の債券を保有しながらも現金が不足している企業がこの「レポ取引」を利用することで、資金を安く借りられて助かっているというわけです。

ちなみに、今回の「レポ取引」の額は12日が3カ月物を5000億ドル、13日が1カ月物と3カ月物をそれぞれ5000億ドルずつ供給するそうで、異例の大量資金供給となります。これで、FRBのバランスシートは現在の4兆2000億ドルから5兆7000億ドルと+35.7%膨張します。

FRBが米国債を大量に購入するということは、QE(量的緩和)を意味し、実質的なQE4(量的緩和第4弾)の到来だと言えます。

【FRBのバランスシートとS&P500種指数の推移】
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(データ出所:FRB

そもそも、QEとは非伝統的な金融政策であり、米国では金融危機後の2008年11月に初めて実施されました。QEが発動すると、S&P500種指数は当初こそ値を下げていましたが、次第に株価は持ち直しの兆しを見せました。

そして、2009年3月以降、QEの効果が本格的に表れ始め、それ以降QEの度に株価が大きく上昇しました。また、2019年10月に隠れQE4(パウエルFRB議長が「今回の措置はQE4ではない」と明言したことでその名称が付いたが、実質的なQE4)が発動されると、再び株価は加速しました。

さて、今回FRBが米国債を大量に購入することで実質的なQE4が発動されることになります。すなわち、株式市場にとって追い風となり得るのです。ただし、金融危機時に株価の暴落が止まらなかったように、今回もただちに暴落が止まるかどうかはわかりません。

しかし、FRBによるゼロ金利政策やQE4が期待されていることから、低金利がしばらく続くと見られ、株式のバリュエーションにとってプラスに働きます。つまり、高PERが許容されやすく新興グロース株にとって追い風になり得るということです、

また、コロナショックは企業の競争優位性を脅かすものではないことから、長期投資家にとって優良配当株に投資する絶好の機会だとも言えます。

とりわけ、今回のコロナショックで最も打撃を受けている「航空株」や「エネルギー株」の魅力が高まっています。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が保有するデルタ航空(DAL)は直近の高値から45.7%安と大暴落しており、配当利回りは4.62%に達しています。

【デルタ航空(DAL):日足】
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【エクソン・モービル(XOM):日足】
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また、米石油メジャー最大手のエクソン・モービル(XOM)も直近の高値から47.2%暴落し、配当利回りは9.36%に達しています

これらの銘柄はいずれもさらなる値下がりと減配のリスクがあるものの、新型コロナウイルスの収束後、業績の拡大と増配に転じることが予想されるため、キャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当収入)の両取りが期待できます。つまり、時間を味方に付けられる長期投資家にとって投資妙味が大きいと言えるのです。

ちなみに、こうしたキャピタルゲインとインカムゲインの両取りという投資アイディアは2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の著書マーク・リクテンフェルド氏による配当投資専門のニュースレター「Oxfordインカム・レター」が参考になると思います。同氏はウォールストリート・ジャーナルやバロンズなどにも度々寄稿しています。

彼の推奨する銘柄には、優良株でありながら割安で不人気な高配当株が度々紹介されています。つまり、株価の反発によるキャピタルゲイン(値上がり益)と高配当が同時に見込めるなど、大きなリターンが期待できるのです。

【オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオとS&P500種指数のリターン推移】
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事実、1996年から2015年末までの20年間、「Oxfordインカム・レター」で提唱する”独自の投資法”を実践した「オックスフォード・トレーディング・ポートフォリオ」はS&P500種指数を大きくアウトパフォームしています。

ただし、減配の可能性の高い高配当株も含まれているので、必ずしもリクテンフェルド氏が推奨する銘柄が儲かるというわけではありません。(バフェット氏ですら百戦百勝ではないのですから。)

いずれにせよ、キャピタルゲインとインカムゲインの両取りができるという投資アイディアは一考の価値があると思うので是非参考にしてみてください。リクテンフェルド氏から無料で提供されている「永久に持っておきたい6つの高配当株レポート」はこちらからどうぞ。

グッドラック。

(参考:「Oxfordインカム・レター」)



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