バフェット太郎です。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて、世界は同時不況の様相を呈しています。

今日の記事は2月末時点のトータルリターン(配当再投資込みのリターン)ですから、本格的な大暴落を受ける前の投資成績になりますので予めご了承ください。

★★★

2015年12月末~2020年2月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
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バフェット太郎10種:+44.1%
S&P500ETF(IVV):+57.1%

S&P500ETFのトータルリターンが+57.1%だったのに対して、バフェット太郎10種は+44.1%と市場平均を13.0%下回りました。

【2月の騰落率】
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2月の騰落率はS&P500種指数が-8.4%だったのに対して、バフェット太郎10種の平均騰落率は-9.4%と、1.0%ポイント下回りました。これは、エクソン・モービル(XOM)が大きく値下がりしたことが影響したためです。

【バフェット太郎10種】
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バフェット太郎10種の組み入れ比率最大銘柄は、日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)で、全体の12.2%を占めています。次いで、IBMが10.4%、マクドナルド(MCD)10.3%と続いています。

その一方で、米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)が8.7%と、組み入れ比率最低銘柄となっていて、次いで米石油メジャー最大手のエクソン・モービルが9.0%と続いています。

バフェット太郎は「毎月最後の金曜日に『組み入れ比率指定銘柄』を5000ドル買い増す」ということを投資ルールにしているので、アルトリア・グループかエクソン・モービルのいずれかを買い増すことを予定しているわけですが、ご存じの通り、3月9日にOPECプラスが減産協議で決裂したことを受けて原油価格が大暴落しました。そのため、3月末の買い増し銘柄は三カ月連続でエクソン・モービルになりそうです。

バフェット太郎がエクソン・モービルをナンピン買いすることに対して、様々な意見があると思いますが、正直な気持ちを書くと、バフェット太郎はそれほど悲観していません。

そもそも、OPECプラスが減産協議で決裂したことに加えて、コロナショックにより世界的に原油需要が落ち込んだことから、原油価格の低迷が予想されているわけです。そして、原油安は採掘コストの高い米シェール企業にとって致命傷を与える打撃となりかねないことから、今後、米シェール企業が軒並み淘汰されることも併せて予想されています。

つまり、これから供給サイドが縮小し、コロナショックが収束して需要が回復すれば、原油価格が持ち直すのでエネルギー株の復活が期待できるのです。

そのため、バフェット太郎はエクソン・モービルへの投資は歴史的な大チャンスと見ています。これは時間を味方に付ける投資法であるため、ソッコーでお金持ちになりたいと願う投資家には不向きな投資戦略なので、自分がどのような投資スタイルで運用したいのかを見極める必要があります。

★★★

さて、3月11日に米国株が弱気相場入りし、11年続いた史上最長の強気相場がついに幕を下ろしました。

【S&P500種指数と配当貴族のトータルリターンの推移】
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仮に弱気相場が長期化すれば、それはバフェット太郎10種にとって追い風になります。なぜなら、過去を振り返ると、配当貴族指数(配当を25年以上連続で増配している企業で構成された指数)のトータルリターンは弱気相場を経験する度にリターンが加速する傾向にあるためです。

事実、S&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターンの推移を眺めると、景気サイクルを終える毎にリターンが加速していることがわかります。これは、弱気相場で配当を再投資した分の株が次の強気相場の成長エンジンになり得るためです。

ただし、これにはデメリットもあります。それは、S&P500種指数をアウトパフォームするまで10年以上の時間を要することです。実際、上のチャートは2001年以降S&P500種指数をアウトパフォームしています。これは比較を始めた1990年から11年後のことです。

つまり、連続増配株への投資が報われるには、景気サイクルと1~2回経験しなければならないので、投資家には忍耐力が必要になります。

グッドラック。

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