バフェット太郎です。

23日、FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(連邦公開市場員会)で米国債やMBS(住宅ローン担保証券)の目標買い入れ額を必要量に応じて「無制限」とする緊急措置を決定したほか、金融危機時に導入したTALF(ターム物資産担保証券貸出制度)を再開し、ABS(資産担保証券)を購入することを決定しました。

FRBが無制限の量的緩和政策に舵を切ったことで、米国株式市場は一時600ドルを超えて上昇する場面もありましたが、結局、前日比582.05ドル(3.04%)安の1万8591.93ドルと、1万9000ドルの大台を割り込んで取引を終えました。

これは、「コロナショック」によりリセッションが差し迫っている中で、FRBだけでは米経済を救うことができず、政府による「超大型の景気刺激策」が必要だからです。

現在、米議会はこの「新型コロナウイルス対策法案(超大型景気刺激策)」の法案を採決させよう動いていますが、前日に続いて民主党が反対し、賛成49、反対46と、可決に必要な60票の支持が得られず否決しました。

なぜ、民主党がこの法案を反対しているのかと言うと、大企業向けの支援が手厚い一方、個人への失業保険や州政府や医療機関向けの支援が少なすぎるので「不公平」だからです。また、大企業に対する5000億ドルの支援について、それが正しく使われているか、つまり、役員報酬などに使われたりしないかといった、管理体制の緩さについても懸念しています。

しかし、法案の採決が遅れれば大量の失業者だけでなく、金融危機時のようにホームレスが大量に発生しかねません。

米国では今、カリフォルニア州やイリノイ州、コネチカット州、ニューヨーク州、そしてニュージャージー州の5州で外出禁止令が発令される事態に発展しており、一部のレストランではこの命令と同時に、多くの従業員を解雇しているのです。

そして、米国ではおよそ5人に1人の割合で貯蓄がゼロですから、解雇された従業員の一部は家賃が払えなくなり、家から追い出されてしまうことが予想されているわけです。

しかし、「新型コロナウイルス対策法案」には「現金給付策(大人1200ドル、子ども500ドルの現金が小切手で給付されるという政策)」が含まれていますから、現金が給付されれば家賃を支払うことができます。そのため、この法案は一刻を争っています。

ちなみに、「新型コロナウイルス対策法案」については、23日中に修正案が提出され、再投票されることが予定されています。

さて、「新型コロナウイルス対策法案」が未だ採決されないことで米国株式市場が大きく値を下げた一方、安全資産とされる金先物価格は前日比+5.59%高の1567.60ドルと急騰しました。

【金先物価格:日足】
1
これまで、金は株の損失を埋めるための「換金売り」が殺到したことで急落していましたが、株安が止まらない中で金が反発したということは、「換金売り」が収まり、安全資産として機能するようになったことを意味します。これは米国株の底打ちが近いことを示唆していると言えます。

【金先物価格:2008-2009】
4
たとえば、同じように「換金売り」が殺到した2008年の金融危機を振り返ると、金先物価格は一時直近の高値936ドルから681ドルと27%下げる場面がありましたが、10月に底打ちして反発に転じました。これは米国株が底打ちした2009年3月より5カ月早いです。

ちなみに、金の次に底打ちしたのは銅で、金融危機では金より2カ月遅く、株より3ヶ月早い12月に底打ちしています。

【銅先物価格:2008-2009】
5
銅は「ドクターカッパー」とも呼ばれ、世界経済の先行指標として知られています。

なぜ、銅が先行指標となるかと言えば、銅は電気伝導性が高いことから、自動車やパソコン、携帯電話、住宅、産業用機械などあらゆる生産に利用されていますから、銅の需要が高まり価格が値上がりしているということは、将来の景気見通しが明るいことを示唆しているのです。

今は金の反発が一時的なものなのか、あるいは持続的なものなのかを見極める局面です。そして次に銅が底打ちすれば、いよいよ米国株の反発が始まります。

冒頭で述べた通り、FRBは量的緩和政策の規模を無制限としていますから、予想され得る未来は「米国株の壮大なバブル」です。そのため、このブログで何度も言いますけれども、今、「株はやっぱりギャンブル」とか「米国株投資は儲からない」とか言って、米国株投資と距離を置く人は、例外なく情弱です。

グッドラック。

【PR】バフェット太郎、YouTubeはじめました!最新の動画「【株価大暴落】株の買い時は〇月だ!!」では、先週の出来事のまとめをバフェット太郎がわかりやすく解説しているほか、過去の経験則をもとに株の底打ち時期についてもふれてます。

また、チャンネル登録もよろしくお願いします!


にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
大変励みになります。今日も応援のポチお願いします 
SPONSORED LINK