バフェット太郎です。

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が、NBCのニュース番組「トゥデイ」に出演し、「今回の資金供給に関して、FRBの弾薬が尽きるということはない。それは起こらない」とし、今回の量的緩和政策の規模が無制限であることを改めて強調しました。

また、新型コロナウイルスの感染拡大によって「(米経済は)すでにリセッション(景気後退)入りしている可能性がある」としつつも、感染危機収束すれば「(米経済は)力強い回復が見られる」との見方も示しました。

【ダウ平均:日足】
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さて、ダウ平均は直近の安値1万8213ドルから23.8%高の2万2552ドルと大きく反発しています。定義上、直近の高値から-10%を調整入り、-20%を弱気相場入り、直近の安値から+20%を強気相場入りとしているので、ダウ平均は強気相場入りしたことを意味します。

ただし、ダウ平均が急騰している主な要因は、値がさ株であるボーイング(BA)が直近の安値から+103%と大暴騰していることがダウ平均全体を押し上げているだけなので、多くの投資家は強気相場入りしたとは見ていません。

また、”通常”底を打つ時というのは、「二番底」「三番底」を試して、下値を固めてから底打ちするものなので、このまま一本調子で上昇するかどうかはわかりませんし、企業業績と経済指標がこれから悪化するので、株価はしばらく低迷すると考えている人も少なくありません。

とはいえ、今回は”典型的な”リセッションとは異なるので、”通常”の定義が通用せず、「二番底」がないかもしれません。また、株価とは景気に先行して上昇するものであり、今回のリセッションの要因が感染拡大による経済活動の自粛ですから、最悪の企業業績と経済指標が相次いで発表されても、感染危機が収束すれば世界的金融緩和状態の中で経済活動が再開し、株価はすぐに大暴騰するかもしれません。

たとえば、過去のリセッションを振り返ると、ドットコムバブルが底打ちするまで34カ月、金融危機が17カ月だったわけですが、今回はそれよりもずっと早い2~6カ月(すなわち4月~8月)で底打ちすることが十分考えられるわけです。(もしかすると3月の安値かも)

そのため、多くの投資家にとって最適な投資行動は、株価の短期的な変動に惑わされず、愚直に積立投資を続けることです。

バフェット太郎はこのブログで何度も書いてることですが、暴落の唯一の対処法は「暴落に慣れろ」というほかありません。経験の浅い未熟な投資家ほど、暴落を回避しようとしたりするものですが、誰も正確にタイミングを計ることなどできないことを考えると、それらは無駄な努力と言えるのです。

また、投資家の中には早々に損切りすれば良いと考える人もいるかもしれませんが、底打ちのタイミング、そして弱気相場がいつまで続くのかということが誰にもわからないこと、そして、悪いニュースが相次ぐ中で株高が始まることを考えれば、十分な額を安値で買い戻すことは困難です。

従って、投資家は短期的な値動きに狼狽せず、さっさと暴落に慣れてしまった方が良い言えるのです。とりわけ、二流の株を保有しているよりも一流の株を保有していた方が、狼狽せずに済みます。たとえば、それはコカ・コーラ(KO)であったりプロクター&ギャンブル(PG)などがそれです。

これらの企業は永続的に安定したキャッシュフローが期待できますから、一時的な景気の悪化に伴う株価の暴落にも、それほど悲観的にならなくて済むのです。

ちなみに、コカ・コーラやプロクター&ギャンブル以外にも、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。

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最新の動画「米議会難航?! FRBがバブルの引き金を引く!!」では、超大型景気刺激策の行方と、FRBがバブルの引き金を引いたことについて解説しています。

追記:トランプ政権と与野党の議会指導部が景気刺激策で最終合意に達したので、同日中にも上下両院で可決し、その後トランプ大統領の署名によって早期実施となる見通しです。

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