バフェット太郎です。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、「ダウ・ゴールド・レシオ」にまもなく暴落のシグナルであるデッドクロスが発生します。これは、2002年以来およそ18年ぶりのことで、1971年に金本位制が崩壊して以降では三度目になります。

【ダウ・ゴールド・レシオ:1990-2020】
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そもそも、「ダウ・ゴールド・レシオ」とは、ダウを金価格で除した指数のことで、指数が高いほど株が金に対して買われすぎていることを意味する一方、反対に指数が低いほど金が株に対して買われすぎていることを意味します。

そのため、2018年の22.36をピークに下落に転じていることに加えて、一段と下落するシグナルが出ているということは、これから金は株に対して買われやすく、金の大暴騰を示唆するシグナルと捉えることができるのです。

ちなみに、2002年にデッドクロスが発生すると、指数は直近の高値から-86.9%と大暴落しました。また、金本位制崩壊後に初めてデッドクロスが発生した1978年は、指数が直近の高値から-88.9%とやはり大暴落しました。

従って、2018年の22.36を起点として(過去二回と同程度の)87%暴落すると仮定した場合、ダウ・ゴールド・レシオは2.9まで下落することになります。

【ダウ・ゴールド・レシオ:1972‐2018】
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ダウ・ゴールド・レシオが2.9ということは、ダウを2万5000ドルとした場合、金価格は8333ドルまで上昇することを意味します。仮にダウ・ゴールド・レシオが金融危機の6程度までの下落に留まったとしても、金価格は(ダウ2万5000ドルとした場合)4166ドルまで上昇することを意味します。

これは、何も荒唐無稽な非現実的な数字というわけではありません。なぜなら、過去を振り返れば1980年にダウと金はいずれも800ドルと等価(ダウ・ゴールド・レシオは「1」)だったからです。

そのため、ここから金が大きく買われる時代が来ることが予想されるのです。とりわけ、FRB(米連邦準備制度理事会)は量的緩和政策の規模を無制限としており、ドルの大量供給に動くことを決定しています。ドルが大量に供給されるということは、ドルの価値がモノに対して目減りすることを意味し、それはモノの値段が上がることを意味します。

従って、金の価値がドルに対して急騰すると考えるのは至極自然なことです。

また、金価格が上昇すれば、金鉱株はさらなる上昇が期待できます。これはレバレッジ効果が期待できるためです。

たとえば、金鉱株の生産コストを900ドルとした場合、金価格が1000ドルなら、100ドルの利益が上がるわけですが、金価格が1200ドルと20%上昇した場合、生産コストが900ドルなら、利益は300ドルと三倍にもなるわけです。

このように、金価格の上昇率に比べて金鉱株の上昇率はさらに大きくなることが期待できるので、今後、金鉱株は大注目されるセクターになる公算が大きいです。

グッドラック。

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