バフェット太郎です。

著名バリュー株投資家で「投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識」の著者ハワード・マークス氏によれば、「株は大暴落した。ドルコスト平均法で買い向かうのは合理的だ」とのこと。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く中、感染拡大がどこまで広がるのか、そしていつまで続くのか、さらにどれほどの影響を経済や市場に与えるのかは誰にもわかりません。

感染拡大がさらに広がるかもしれませんし、広がらないかもしれません。また、夏を超えても続くかもしれませんし、早期に終息するかもしれません。(※イタリアとスペインは峠を越えており、米国も数日後に峠を越えると予想されています。)さらに経済への打撃はここからさらに大きくなるかもしれませんし、V字回復となるかもしれません。

労働市場は壊滅的な状況ですし、企業業績の悪化により経営破綻が相次ぐことも予想されていますから、経済指標が一段と悪化することは確実です。しかし、株価は景気を先行するため、それらをすでに織り込んでいるなら株価は底打ちすることも予想されます。

つまり、未来を占うガラスの水晶玉などないことを考えれば、誰にも未来はわからないのです。

しかし、こうした先行き見通しが不透明な中、賢明な個人投資家というのは基本に立ち戻って投資戦略を練るものです。たとえば、バリュー株投資家というのは、その企業の内在価値よりも株価が割安な水準で取引されているなら、短期的な株価の変動を無視して積極的に買い向かいます。

具体的に言えば、ある企業のBPS(一株当たりの純資産)が100ドルとして、株価が60ドルで取引されているなら、株価は40%ディスカウントされているので割安だと言えるのです。

あるいは、ある企業のEPS(一株当たりの純利益)が10ドルとして、株価が30ドルで取引されているなら、この銘柄への投資は3年で元を取ることができ、4年目以降利益になること予想されるため、割安だと言えるのです。

もちろん、実際はこのような簡単な話ではありませんが、イメージとしては資産や将来の利益、配当などの基礎的要件下に「内在価値」を算出し、割安であれば買い向かうべきなのです。

とはいえ、多くの投資家に「内在価値」を正確に算出する能力はありません。仮にそうしたバリュー投資を実践している著名な投資家ですら度々失敗するものだからです。

しかし、株価が大暴落し、多くの投資家らが悲観になっていることを考えれば、「内在価値」を算出するまでもなく、株価が企業の本質的な価値よりも割安な価格で取引されていることはわかると思います。

また、コロナショックによる影響が経済に打撃を与えたものの、この影響は永遠に続くわけではなく、世界中の中央銀行が大規模な金融緩和政策に踏み切っていることを考えれば、経済と市場はいずれ上向くことが予想できます。

そのため、賢明な個人投資家というのは、こうした局面で一握りの優良株をコツコツと一定の額で定期的に購入し続ける「ドルコスト平均法」を実践するものです。

一定額を定期的に購入し続ける「ドルコスト平均法」は短期的な株価の大暴落といったリスクを軽減してくれますし、割安な局面でより多くの株を買い増すことができる投資手法です。つまり、短期間で投資家をお金持ちにさせてくれる投資手法ではないものの、長期的に見れば少しずつ着実に資産が拡大する投資法であるため、多くの個人投資家はこのように時間をかけて資産形成すべきです。

ちなみに、どういった優良株を買っていけば良いのかについてですが、「優良企業の一部を忍耐強く保有することを推奨する」という強い主張を一貫して投資家に進言している「モトリーフール」を参考にすると良いと思います。

モトリーフール」 は1993年に、デビッド・ガードナー氏とトム・ガードナー氏の二人の兄弟によって設立され、投資関連ウェブサイトランキングでは、ウォールストリート・ジャーナルに次ぐ全米5位に位置する人気投資メディアです。

90年代半ば頃には三大投資ウェブメディアとして「モトリーフール」「ザ・ストリート・ドットコム」「マーケットウォッチ」が挙げられていました。

モトリーフールの由来はシェイクスピアの「お気に召すまま」からとっています。本書には、カラフルな色の服に身を包んだモトリーフール(宮廷の道化師)が王様の機嫌を損なうことなく(※自身の首を跳ねられることなく)真実を進言することができた唯一の人物として描かれています。

つまり、エコノミストやアナリストらが権威に屈し、忖度のある相場見通しを示しているのに対し、モトリーフールは権威に屈することなく真実を伝えることを信念とし、個人投資家にレポートを提供しているのです。

たとえば、スペシャルフリーレポートの「新型コロナウイルス相場で気をつけるべきことと、注目すべき米国株4銘柄」で紹介されている銘柄の中には、自信を持って保有できる優良配当株がいくつも紹介されています。

いずれも競争優位性の高いビジネスモデルを背景に、安定したキャッシュフローが期待できるため、忍耐強く保有し続けられる銘柄ばかりです。

そのため、これから一握りの優良株に投資して忍耐強く保有し続けたいという個人投資家は「モトリーフール」のレポートで紹介されているような銘柄を参考にしながら、投資の勉強をすれば良いと思います。

モトリーフールのスペシャルフリーレポート(無料登録)はこちらからどうぞ

グッドラック。

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