バフェット太郎です。

集中投資は時としてそのリスクが投資家を酷く痛めつけます。

ウォールストリートジャーナルによれば、カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル(VRX)が過去の決算の一部修正が必要になりそうだとのこと。

これは昨年から問題になっていたことなのですが、VRXが社員を医薬品販売会社フィリドールRxサービシズに派遣し、売上高を水増しするなどの不正会計をしていたということを、米調査会社シトロン・リサーチがリポートで発表していました。

これによりVRXの株価は急落、VRXに集中投資しているビル・アックマン氏は数千億円規模の含み損を抱えてしましました。
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株価は昨年の高値260ドルから一時およそ70%下げました。相場の格言には「半値八掛け二割引」という言葉があり、高値から7割引きが底値の目安になるとされています。格言に従えば、昨年の11月に底値をつけたと言えるかもしれません。

ビル・アックマン氏は自らをバフェット流バリュー株投資と称しています。そんな彼のポートフォリオは以下の通りです。

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保有銘柄数は8銘柄と非常に少なく、三銘柄で全体のおよそ60%を占めており、五銘柄で全体の80%を占めています。

今回は主力のVRXが暴落したことにより全体のパフォーマンスは大きく悪化していまが、その件は置いておいて、今回はアックマン氏のポートフォリオに注目してみたいと思います。彼のポートフォリオは個人投資家が集中投資をする際のお手本になると思います。

個人投資家のなかにはバフェット流と称し、わずか一銘柄に集中投資するアホルダーがいますが、それは集中投資でもなんでもなく、ただのギャンブルです。バフェット流の集中投資とは片手で数えられる数、つまり五銘柄で全体の50~80%を占めるように組み入れることです。また、一銘柄が占める最大比率は30%が限界で、20~25%に抑えるのが理想的です。

実はぼくもポートフォリオをつくる際、ウォーレン・バフェット氏やビル・アックマン氏のようなポートフォリオをつくろうかとかなり迷っていました。しかし、自信のある銘柄に大きく投資すれば、必ず深追いして大火傷するだろうなと考え、やめました。

結果、超大型優良株10社に均等分散投資し、下位銘柄をコツコツと買い増し、機械的に調整・運用していく手法に決めました。こうすることで一時的な感情に流されず、短期的な要因で割安になっている銘柄と株価の値上がり益が期待できない高配当株を中心に買い増せると思ったからです。

もちろんこのやり方が正解というわけではありません。投資スタイルは個人的な問題なので、それぞれの個人投資家がそれぞれにあったやり方を見つけていけば良いと思います。でも、1銘柄に集中投資するとかは「違うだろ」って思います。個人投資家はビル・アックマン氏が保有している銘柄に投資するかは別にして、彼のポートフォリオは大いに参考にするべきです。

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