バフェット太郎です。

経済活動再開への期待感が高まる中、ISM(米供給管理協会)が製造業景況指数と非製造業景況指数を発表しました。

そもそもISM製造業景況指数とは、製造業の購買担当役員にアンケート調査を実施し、その結果をもとに製造業の景況感を表したものになります。

たとえば、ゼネラル・モーターズ(GM)の購買担当役員は、鋼や塗料、フロントガラスやタイヤなどの仕入れをしているわけですが、この時、日々の販売状況や在庫、会社の販売予測などに基づいて、どれくらい仕入れるかを決めています。

そのため、彼らの意見は業界の現状を知るうえで非常に信頼度の高い情報となり得るのです。

また、指数の見方ですが、50を上回っていれば景気拡大を示唆し、50を下回っていれば景気縮小を示唆しています。そのため、トレンド(方向性)よりも位置を重視します。

【米ISM製造業景況指数:2020年2-4月】
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さて、4月の米ISM製造業景況指数は予想36.9に対して、結果41.5と予想を上回りました。ただし、内訳は悪かったです。

「新規受注」は27.1と、前月の42.2から15.1ポイント低下しました。

「生産」は27.5と、前月の47.7から20.1ポイント低下しました。

「雇用」は27.5と、前月の43.8から16.3ポイント低下しました。

「価格」は35.3と、前月の37.4から2.1ポイント低下しました。

「在庫」は49.7と、前月の46.9から2.8ポイント低下しました。

主要指数である「新規受注」「生産」「雇用」はある日突然世界が終わったかのような数字です。今後は経済活動再開が本格化する中で、どれくらい指数が回復するのかが注目されます。

また、指数を押し上げた要因は「入荷遅延」が76.0と、前月の65.0から11ポイント上昇したためです。入荷遅延が発生している理由は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を巡って、供給面での混乱が影響しているためです。

【米ISM非製造業景況指数:2020年2-4月】
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続いて、ISM非製造業景況指数は世周防36.8に対して、結果41.8と予想を上回りました。ただし、製造業同様内訳は悪かったです。

そもそもISM非製造業景況指数とは、サービス業の購買担当者から見た景況感を表した指数のことです。米民間経済のおよそ7割をサービス業が占めていることから、この指数の注目度は非常に高いです。

内訳は以下の通りです。

「事業活動」は26.0と、前月の48.0から22.0ポイント低下しました。

「新規受注」は32.9と、前月の52.9から20.0ポイント低下しました。

「雇用」は30.0と、前月の47.0から17.0ポイント低下しました。

「価格」は55.0と、前月の50.0から5.0ポイント上昇しました。

主要指数である「事業活動」と「新規受注」そして「雇用」が大きく落ち込んでいることから、米経済が大打撃を受けていることは明白で、経済活動の再開に伴い、どれくらい回復するのかが注目されています。

ただし、ロックダウン(都市封鎖)が段階的に解除されている一部の州では、解除されたにも関わらず、多くの人々が再感染を恐れて外出を控えるなど、現状は芳しくありません。

ちなみに、指数の押し上げ要因となったのは、製造業と同じく「入荷遅延」が78.3と、前月の62.1から16.2ポイント上昇しているためです。供給面での混乱はすべての産業で起きていることがわかります。

ロックダウンにより経済が壊滅的な打撃を受けていることが明らかだったことから、今回の数字はあまり気にする必要はありません。しかし、経済活動の再開が本格化するなかで、これらの指数がどれくらいのペースで回復しているのか、あるいは回復していないのかということを投資家は注意深く観察し続ける必要があります。

グッドラック。

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