バフェット太郎です。

トルコリラが一時1ドル7.2リラと、2018年の「トルコショック」時の最安値を下回りました。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が世界経済に大打撃を与える中、トルコも例外なく危機に瀕していて、通貨トルコリラが国内から大量に流出しています。

そもそも、トルコ経済は「コロナショック」前から経済成長が低迷する中でインフレが加速していたことから、かなり脆弱な状況にあったわけですが、そこに追い打ちをかけるようにして「コロナショック」がトルコの主要産業である観光業を直撃しました。

【ドルトルコリラ2017-2020】
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トルコ中銀はリラ安を受けて、リラ買いドル売りで通貨を支えなければなりませんが、リラ買いするための外貨準備がすでに枯渇しつつあることから、FRB(米連邦準備制度理事会)と通貨スワップ協定の協議を進めているそうです。

通貨スワップ協定とは、通貨危機に陥った際に債券などの担保と引き換えに一定のレートで外貨を融通し合うことです。

トルコ中銀のリラを買い支えるために大量のリラ買いドル売りをした結果、3月には外貨準備が190億ドル以上引き出され、560億ドルまで減少したそうですが、実際はこれをさらに下回っている可能性が指摘されています。

なぜかというと、リラ買いに使用された外貨準備の大半は国内銀行から借りている可能性が高いと見られているためです。つまり、このペースでリラの流出が続けば、三カ月以内にトルコはデフォルトに陥るということです。

また、通貨危機に直面した国は通常IMF(国際通貨基金)の支援を受けることになるのですが、エルドアン大統領はかねてから支援受け入れを拒否しています。そのため、トルコ中銀はFRBと通貨スワップ協定を締結して通貨危機を回避したいところです。

しかし、トルコ政府は米政府が反対しているのにも関わらず、ロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」の調達を決定したことで、米政府との関係がぎくしゃくしています。

このように、米トルコ関係が悪化していることに加えて、トルコ中銀の外貨準備高が実際よりもかなり少ない可能性があることを考えると、FRBが通貨スワップ協定を締結する可能性は低く、トルコがデフォルトする可能性が高まっています。

グッドラック。

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