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バフェット太郎です。

米超大型ハイテク企業の「FAAMG(あるいはGAFAM)」(フェイスブック、アマゾン・ドットコム、アップル、マイクロソフト、アルファベット)の時価総額の合計が約560兆円と、東証一部上場企業約2170社の時価総額の合計約550兆円を上回りました。

2016年末時点ではまだ東証一部上場企業の時価総額はFAAMG株の二倍の規模だったのですが、その後約3年半で東証の時価総額が4%減少した一方で、フェイスブック約1.8倍、アマゾン・ドットコム約3倍、アップルは約2.5倍、マイクロソフト約3倍、アルファベット1.7倍に成長し、両者が逆転しました。

これはFAAMGの提供する製品やサービスそのものが、他社の製品やサービスの基盤になるなど、社会インフラに近づきつつあることから、企業のIT関連のインフラ投資が結果的にFAAMGの業績に追い風となっているためです。

こうしたことから、個人投資家の中にはパワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)やバンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)など米ハイテク株ETFに投資して長期で保有し続ければ良いと考えている人たちがいます。

結論から言えば、米ハイテク株ETFへの長期投資で資産形成することはできます。ただし、米ハイテク株ETFへの投資は常に市場平均をアウトパフォームするわけではありませんから、弱気相場で保有し続けるという忍耐力が必要です。

そもそも長期的な資産形成をする上で最も賢明な投資対象として「S&P500インデックスファンド」と「全世界株式分散型インデックスファンド」の二つが挙げられます。

これは、過去を振り返ると世界の名目GDPは右肩上がりであり、今後も成長が続くことが予想されるため、それと概ね相関関係にある世界企業の時価総額に連動する「世界株式分散型インデックスファンド」にも長期投資することは資産形成する上で理に適っていると考えられるためです。

しかし、世界各国のパフォーマンスは必ずしも同じというわけではありません。長期的に見ればパフォーマンスの優れている国がある一方で、最悪のパフォーマンスにとどまる国もあります。そのため、全世界株式分散型インデックスファンドに投資するよりも、平均以上のパフォーマンスが期待できる国に投資したら良いのでは?という考えになると思います。

そこで登場するのが「S&P500インデックスファンド」です。過去を振り返ると米国株の長期的なリターンは他国をアウトパフォームする傾向にあることが知られているので、「全世界株式分散型インデックスファンド」に投資するよりも「S&P500インデックスファンド」に投資した方が高いリターンが期待できるのです。

しかし、そもそも「S&P500インデックスファンド」とは、米主要企業500社にまとめて分散投資できる金融商品なのですが、そのうちの249銘柄は平均を上回るパフォーマンスが期待できます。

そうであるならば、投資家は平均を上回る249銘柄に投資した方が理に適っていると言えます。そして、長期的に見れば「ヘルスケア」「生活必需品」「金融」「エネルギー」「ハイテク」の5つのセクターが市場平均を上回りやすいことで知られています。

そのため、これらのセクターに集中投資することで、市場平均を上回るパフォーマンスが期待できるわけです。ただし、これらのセクターへの集中投資は必ずしも常に報われるわけではありません。

たとえば、2010年代というのは、まさにFAAMG株などの米超大型ハイテク株が市場の牽引役となってきましたが、2000年代は中ペトロチャイナや米エクソン・モービルなど新興国株やエネルギー株の時代であり、1990年代はマイクロソフトやシスコシステムズ、インテルなどのハイテク株の時代でした。さらに、1980年代は日本の時代であり日本の主要企業が世界の時価総額トップ5を独占するなどバブルとなりました。

つまり、10年毎に時代の寵児は変わるものなのです。そのため、2020年代もFAAMGの時代が終わり、新たな主役が誕生することが予想されます。これは同時に米ハイテク株への投資は短期的には報われない可能性があることを示唆しています。

時代はこれからも変わり、止まることはありません。そしてその都度時代の寵児はもてはやされ、それ以外への投資はマヌケに見えるものです。

たとえば、バフェット太郎が投資を始めたばかりの頃(2007年)、時代の寵児は「BRICs」などの成長著しい新興国株で、成長力の乏しい米国株への投資はマヌケな戦略のように見られていたのです。

今、多くの投資家が米ハイテク株への投資以外マヌケだと考えるのは、まさにそれと同じことなのです。

自然に四季があるように、市場にもまたサイクルがあり、時代は変化し続けるのです。そうした中で一貫した投資を続けるには、ノイズを無視する強い信念と忍耐力が求められます。

グッドラック。

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