バフェット太郎です。

原油・天然ガスの価格の大暴落を受けて、米シェール大手のチェサピーク・エナジー(CHK)が米連邦破産法11条の適用申請を検討していることが明らかになりました。

チェサピークは上・中流部門で展開する老舗天然ガス大手で、ペンシルベニア州とルイジアナ州の天然ガスを軸に、テキサス州などで天然ガスと原油を生産しています。また、2019年には同業のワイルドホースを買収して原油生産量を3割増やし、確認埋蔵量は15.7億バレルと規模を拡大させていました。

しかし、米国のシェールオイル増産の影響を受けて原油・天然ガス価格は長期で低迷しており、以前から経営難に陥っていました。

【チェサピーク・エナジー(CHK):週足】
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株価は2018年の高値1120ドルからわずか2年で12.9ドルと、98.8%もの大暴落となり、まさに株が紙くずとなってしまっています。

チェサピークはこれまで社債を発行することでなんとか資金繰りをしていましたが、8月期限の1億9200万ドルの債務返済が困難になっていることから延期を検討しているほか、年内に期限を迎える社債の債務返済も難しくなっていることから、10-12月期にもデフォルト(債務不履行)に陥る可能性があります。

米国ではシェールオイル開発で中堅のホワイティング・ペトロリアムやダイヤモンド・オフショア・ドリリングなどが相次いで破産法の適用を申請しており、チェサピークもこれに続く形となります。

さて、米国ではほとんどの州でロックダウンが解除され、経済活動再開への期待感が高まっており、これが結果的に原油需要の拡大に繋がると予想されています。

しかし、韓国やドイツなど、封じ込めが期待された国々で再感染が見られることを考えると、米国でも同様に再感染のリスクがあることがわかります。そのため、経済活動再開後も人々の生活が消極的であれば原油需要は伸びず、価格はまだしばらく低迷しかねません。

すると、米シェールオイル企業の生産コストは概ね1バレル50ドル前後だと言われているので、40ドル未満が続くようならさらなるシェール企業の倒産が予想されます。

とはいえ、シェール企業の相次ぐ倒産は大手石油メジャーにとって追い風となります。なぜなら、シェール企業の倒産は将来の供給量の抑制を意味し、それが価格を押し上げるからです。

ただし、それは直ちに起こることではなくて、これから時間をかけて起こることなので、エネルギー株が復活するのは早くても数年後であるため、エネルギー株に投資している投資家は忍耐強く保有し続ける必要があります。

グッドラック。


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