バフェット太郎です。

ドル円相場がおよそ二カ月ぶりに109円台を付けるなど、ドル高円安が加速しています。

【ドル円:日足】
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円安が加速している主な要因は、経済活動再開に伴う景気回復への期待感が強まる中、低金利の円を売って、高金利のドルや新興国通貨を買う動きが強まっているためです。

そもそも、世界の投資マネーはリターンを求める傾向にあるので、金利の低い所から高い所へと流れやすいです。そのため、市場参加者が「リスクオン」に傾きつつある今、世界の投資マネーは米国や新興国に流れやすいのです。

【対円騰落率(5月7日→6月5日)】
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実際、過去一カ月でブラジルレアルは対円に対して21.3%高、メキシコペソは14.9%高、南アランド13.6%高と資源国通貨が上昇しており、安全資産とされる「円」がリスク資産とされる高金利通貨への流れが鮮明となっています。

ちなみに、新興国経済にとって通貨高は景気の下支え効果が期待できます。これは、多くの新興国は物価上昇、すなわちインフレに頭を悩ませているわけですが、自国通貨が値上がりするということは物価を抑制する効果が期待できるためです。

さらに、新興国の政府や企業にとって、ドル建て債務の負担が軽くなることを意味します。これは、2008年の金融危機以降、新興国の政府や企業はこぞって低金利のドル建て債務を膨張させ、経済や事業のテコ入れを図っていたわけですが、金利が上昇する中でドル高が加速したため、自国通貨建ての債務負担が膨張してしまったのです。しかし、ここに来て自国通貨が上昇したため、その債務負担が幾分軽くなっているのです。

とりわけ「コロナショック」前は米経済の一強が鮮明で、ドルに世界の投資マネーが集中していたことから、その反動も大きくなっているようです。

ただし、新興国通貨高が続くかどうかはわかりません。なぜなら、新型コロナウイルスの「感染第2波」への懸念が高まっているだけでなく、ブラジルなどでは感染が急拡大しているからです。

【ドル円:週足】
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ドル円の週足チャートを眺めると、弱気のトレンドチャネルを形成していることがわかります。現在、200週移動平均線である109.86円がレジスタンス(上値抵抗線)となっているほか、111円台にもトレンドチャネルのレジスタンスが控えています。

こうしたことから、再びリスク回避の新興国通貨安となる恐れもあり、投資家は過度な楽観は控えた方が良さそうです。

グッドラック。  

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