バフェット太郎です。

2015年12月末~2020年5月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
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バフェット太郎10種:+47.0%
S&P500ETF(IVV):+62.7%

S&P500ETFのトータルリターンが+62.7%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+47.0%と市場平均を15.7%ポイント下回りました。マイナス幅は前月の-8.7%から7.0%ポイント悪化しました。

これは株価市場がV字回復する中で、ハイテク株を中心に上昇が目立った一方、比較的成長率の乏しいバリュー株が伸び悩んだためです。

【5月の騰落率】
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5月の騰落率はS&P500種指数が+4.5%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは-0.4%と低調でした。

これは「金融相場」が始まるとの見通しから、高PERのグロース株が買われた一方で、低PERのバリュー株が敬遠されたためです。

そもそも「金融相場」とは、中央銀行による「利上げ」や「量的緩和」などによて、相対的に株式の魅力が増し、株価が上昇していく相場のことを意味します。そのため、業績が伴わない株高を受けて「バブルだ」と指摘されやすくなる相場でもあります。

しかし、パウエル議長がFOMC(連邦公開市場委員会)で「少なくとも2022年末まではゼロ金利政策を維持する」と表明していることから、しばらくの間、バブル相場が続く公算が大きいです。

ただし、この間、調整局面や暴落が訪れないというわけではなくて、一時的な調整局面を乗り越えながら、株価は下値を切り上げていき、最終的には業績の拡大が相場全体を押し上げることが期待されます。

ちなみに、「金融相場」では高PER株ほど人気化しやすいので、中・小型のハイテク・グロース株などがブームになる公算が大きいです。言い方を変えれば、バフェット太郎10種はそうした銘柄をポートフォリオに組み入れていないので、しばらくの間、市場平均をアンダーパフォームすることが予想されます。

【S&P500種指数と配当貴族指数のトータルリターン】
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たとえば、95年~00年のドットコムバブル相場では、ハイテク・グロース株を牽引役にS&P500種指数は大暴騰した一方、連続増配株で構成された配当貴族指数の伸びは低調で、リターンは約200ポイントも差がつきました。

しかし、ドットコムバブルが崩壊するとリターンの差は一気に縮小し、最終的には配当貴族指数がS&P500種指数を約800ポイントもアウトパフォームしたのです。

なぜ、このようなことが起こるのかと言うと、配当を再投資した分の株がパフォーマンス全体を押し上げるからです。しかし、こうした配当再投資の効果を得るには少なくとも10年以上の時間が必要で、上のグラフを眺めると、パフォーマンスが逆転し始めたのは12年目を迎えてからでした。しかも、10年目の2000年時点では200ポイントもアンダーパフォームしていました。

こうしたことから、連続増配株への投資は忍耐力が必要であることに加えて、十分な投資期間も必要で、ソッコーでお金持ちになりたいと願う投資家には不向きな投資戦略だと言えます。

グッドラック。  

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