バフェット太郎です。

新型コロナウイルスによる感染危機の長期化が予想される中、抗ウイルス薬「レムデシビル」を開発したギリアド・サイエンシズ(GILD)は息の長い強気相場を形成する公算が大きいです。

投資会社サントラスト・ロビンソン・ハンフリーのアナリストによれば、ギリアドは「レムデシビル」を2020年に11億ドル、2021年に32億ドル、2022年に25億ドル相当販売すると予想していて、この数字は、前期売上高224億5000万ドルを10%以上押し上げられることを予想するものです。

また、ヘルスケアセクターに特化した専門投資銀行SVBリーリンクのアナリストは「レムデシビル」の2022年の売上高が77億ドルに達する可能性があると予想しています。

加えて、ギリアドは「レムデシビル」150万回投与分を世界で無償提供する方針を明らかにしていますが、この無償提供分は7月までにも供与が終了する見込みで、それ以降は有料になります。

ICER(臨床経済的評価研究所)によれば、一回の治療コース(10日間)で4500ドルになると予想しているほか、SVBリーリンクは米国で5000ドル、欧州4000ドル、その他市場2000ドルになるとし、価格が明らかになれば株価は上昇すると予想しています。

ただし、先月、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された研究によれば、感染患者に早い段階で投与されれば、投与期間は5日間で症状改善が見られたそうで、仮にそうであれば、一回あたりの治療コースにかかる価格は値下がりします。

【ギリアド・サイエンシズ(GILD)経営成績】
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ギリアド・サイエンシズの業績推移を眺めると、減収減益基調が続いていることがわかります。これはC型肝炎治療薬の「ハーボニー」の売上高が減少しているためです。

C型肝炎治療薬を巡っては、これまで10年、20年と飲み続けなければならなかったのですが、ギリアドの「ハーボニー」は12週間飲むだけで完治してしまうので、患者数が数年で激減してしまったほか、ライバルのアッヴィ(ABBV)のC型肝炎治療薬「マヴィレット」がシェア伸ばしているためです。

「マヴィレット」は8週間で完治してしまうだけでなく、価格は「ハーボニー」の半値です。

こうしたことから業績は低迷しているわけですが、今期の売上高は224億6000万ドル、来期の売上高は227億7000万ドルと減収に歯止めがかかるほか、開発費の抑制で営業利益は倍増し、営業利益率は40%台に回復することが予想されています。

【ギリアド・サイエンシズ(GILD):週足】
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ギリアドの週足チャートを眺めると、「カップ・ウィズ・ハンドル」を形成しつつあることがわかります。

「カップ・ウィズ・ハンドル」とは、伝説の投資家ウィリアム・J・オニール氏が好んだチャートパターンで、チャートの形がちょうどティーカップのような形をしていることから、その名が付けられました。

「カップ・ウィズ・ハンドル」のチャートパターンを簡単に説明すると、カップ型の底を形成したあと、一旦下落して”取っ手”部分を形成し、その後カップの上値を上にブレイクアウトすれば、カップの深さの分だけ上昇が期待できるというものです。

現在は”取っ手”部分を形成するため調整していますが、この調整局面が終われば、息の長い強気相場が続くことが予想されます。

グッドラック。  

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