バフェット太郎です。

米金融大手のゴールドマン・サックスが金相場の見通しを上方修正しました。これは、新型コロナウイルスの感染危機を巡る懸念やFRB(米連邦準備制度理事会)による金融緩和策などが背景に挙げられます。

ゴールドマン・サックスは3カ月見通しを1オンス1800ドルと、従来の1600ドルから200ドル上方修正したほか、6カ月見通しは1900ドル(従来予想1650ドル)、12カ月見通しは2000ドル(従来予想1800ドル)と、見通しを引き上げました。

【金先物価格:日足】
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金先物価格はコロナショック後、1670~1780ドルのレンジで膠着状態にありますが、50日移動平均線をサポートライン(下値支持線)に反発していることから、レンジ相場を上にブレイクアウトできるかどうかが試されます。

ゴールドマン・サックスが金の先行き見通しを上方修正した理由は、経済不安に伴う先進国の投資拡大や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴い急減した中国やインドの金需要が徐々に回復することが予想されるためです。

また、FRB(米連邦準備制度理事会)による無制限の量的緩和策も金価格を押し上げる要因になり得ます。

【マネーサプライ(通貨供給量):1980-2020】
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マネーサプライの推移を眺めると、2020年に急激に上昇していることがわかります。これはFRBがドルを大量に供給しているためで、市場にはドルがジャブジャブ溢れていることを意味します。

市場でダブついたドルは株式市場に流入することが期待できるほか、世界経済が危機に瀕していることから、安全資産とされる金にも流入することが期待されています。

さらに、インフレへの懸念も金を押し上げている要因のひとつとして挙げられます。

【米コアCPI(対前年比):1990-2020】
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5月の米コアCPI(消費者物価指数)が対前年比で1.2%とインフレ懸念というより、むしろデフレ懸念が強まっていると言えますが、2001年と2008年のリセッション(景気後退)を振り返ると、直後の2年間はデフレに陥るものの、その後急激に物価が上昇していることがわかります。

そのため、コロナ後の景気拡大局面に伴う将来のインフレに備えた投資家の金需要も高まっているのです。

金が一本調子で上昇し続けるかどうかはわかりません。しかし、これまで多くの投資家が金の存在を無視してきたことを考えると、その反動も大きなものになりそうです。

グッドラック。

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