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バフェット太郎です。

かつて数十年にわたって「債券王」として君臨(2014年に引退)したビル・グロース氏によれば、「短期的には、グロース株よりバリュー株を選好すべきだ」とのこと。

そもそも代表的なグロース株であるFab5(脅威の5銘柄=フェイスブック、アマゾン・ドットコム、アップル、マイクロソフト、アルファベット)が上昇した背景には、金利低下と機関投資家や年金基金による投資資金の流入が挙げられます。

株価というのは、将来の利益の総和を現在価値で割り引いた値になりますから、金利がゼロに近づけば近づくほど将来の利益は大きくなり、株価は大きくなります。そのため、FRBによるゼロ金利政策はグロース株を大きく押し上げていると言えるんです。

そして、グロース氏によれば、ゼロ金利政策はアップルやアマゾンなどのFab5に対して50%ほど影響を及ぼし、実際その通りになっています。

また、多くの機関投資家や年金基金がFab5や時価総額加重平均型指数であるインデックスファンドを半ば強制的に購入し続けてきたことも、Fab5が上昇した理由として挙げられます。

時価総額加重平均型指数とは、小型株や値がさ株の影響を受けにくい一方で、時価総額が大きな銘柄ほど割合が大きくなる傾向にありますから、大量の投資資金がインデックスファンドに流入したことで、時価総額の大きなFab5が強制的に買われ続けてきたのです。

もちろん、バリュー株もグロース株と同じく金利低下と機関投資家や年金基金による投資資金の流入の恩恵を受けていますが、Fab5と比べればその恩恵は小さく、両者の将来の価格格差が大きくなっていると言えるんです。

そして、FRBがゼロ金利政策に舵を切った一方でマイナス金利には否定的ですから、グロース株がここからさらに金利低下の恩恵を得られないことに加えて、バリュー株はグロース株に比べて出遅れているため、短期的に見れば、その乖離幅が縮小するようにしてバリュー株が買われやすくなると言えるんです。

グロース氏が選好している銘柄は米パイプラインで最大級のエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(EPD)、米タバコ最大手のアルトリア・グループ(MO)、IT関連サービス大手のIBM(IBM)、バイオ医薬品大手のアッヴィ(ABBV)です。

ちなみに、予想配当利回りはEPDが9.99%、MOが8.18%、IBMが5.30%、ABBVは4.70%です。これらの銘柄は安定したキャッシュフローが期待できる一方で配当利回りも高いですから、投資家は株価が低迷している時に配当を再投資し、次の上昇相場に備えるのが賢明です。

グッドラック。

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