バフェット太郎です。

何か大きなことをやろうと思ったら、長期的な見通しを持って考えたり計画を立てなければなりません。

これは人生や仕事にだけ言えるのではなく、資産運用においても同じことが言えます。

たとえば、米国の引退世代には億万長者がゴロゴロいるわけですが、これは何も現役時代の年収が特別高かったわけでも、起業して成功したわけでもなければ、莫大な遺産を相続したわけでもなくて、勤勉に働き倹約に努め、堅実に運用し続けた結果に過ぎません。

言い方を変えれば、米国の億万長者は長期的な成功を得るために、短期的な犠牲を払うことをいとわなかったほか、複利の力を最大限利用した結果お金持ちになったということです。

反対に、米国にはお金のない引退世代もゴロゴロいます。彼らは短期的な見通ししか持っておらず、お金を払えば得られる体験やサービスばかりを好み、すぐに満たされることばかりを望んでいました。その結果、複利の力を利用することができずに人生の終盤戦を迎えてしまったわけです。

お金のない人たちほど「若いうちにたくさん遊んで、人生を楽しめばいい」と考えています。たしかに、遊ぶことや人生を楽しむことは必要ですし、それ自体は否定しません。しかし、目の前の楽しみばかり考えて、長期的な見通しを持たなければ、家や自動車のローンばかりが増えて、富を築くどころか莫大な負債を抱え込んでしまうのです。

ですから、将来惨めで貧しい老後生活ではなく、豊かで余裕のある老後生活を手に入れたいなら、短期的な犠牲を払う必要がありますし、複利の力を最大限利用しなければなりません。
1
もちろん、長期的な資産運用は簡単ではありません。

たとえば、バフェット太郎はかねてから米国の優良株10社に分散投資して配当を再投資していますが、この投資を始めたばかりの頃は配当はわずかですし、ほとんど値上がりしない地味で退屈な銘柄ばかり保有していますから、株価が大暴騰して興奮したり、あるいは誰かに自慢したりすることもありません。

しかし、配当を再投資した分の株は新たに配当を生み出してくれます。そうして何年も運用をし続けることで少しずつ配当は大きくなり、配当で買い増す株数も増えていきます。

バフェット太郎はそうやって少しずつ資産を増やしてきているわけですが、これはやはり長期的な見通しを持っているからです。つまり、バフェット太郎は米国の億万長者と同じように長期的な視野を持って運用しているのです。

ちなみに、バフェット太郎が長期的な視野で運用しているのは何もお金だけではありません。ブログやYouTube、ツイッターを運用することで、読者や視聴者、フォロワーを増やしています。

21世紀は評価型経済社会と言われたりしますが、これはすなわち、フォロワー(評価)が資本となってお金を生んでくれる社会だということです。

これは嫌儲の人たちからすれば「嫌な世の中だな」と思うかもしれません。実際、個人で稼げる時代というのは格差拡大を加速させることを意味しますから、嫌儲の人たちが嫌儲である限り、彼らは格差社会の底辺で這いつくばって生きていくほかないからです。

しかし、見方を変えれば非常にシンプルな世の中だとも言えます。

それはすなわち、この世はお金を資本主義社会で運用し、信用を評価型経済社会で増やす人たちが最もお金持ちになれる一方で、お金を運用しなければ、信用も増やさない人たちが最も貧しくなる世の中だということです。

そして大切なことは、長期的な見通しを持って、コツコツと続けることです。

グッドラック。

SPONSORED LINK