バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が第2四半期決算を発表しました。内容は悪かったです。

EPSは予想2.14ドルに対して、結果2.28ドルと予想を上回りました。

売上高は予想611億4000万ドルに対して、結果610億8000万ドルと予想を下回りました。

純利益は前年同期比87%増の262億ドル(約2兆7600億円)でした。これは、主力のアップル(AAPL)など、保有銘柄の株価が回復したことで、評価益が最終損益を押し上げたためです。

また、自社株買いとして50億ドル(約5250億円)の支出がありました。

バークシャー・ハザウェイはかねてから1465億ドル(約15兆円)もの膨大な手元資金の使い道が課題になっていて、バフェット氏は「配当や自社株買いなどの株主還元よりも投資をしたい」と話したので、本意ではないはずです。

しかし、バークシャー・ハザウェイは毎年莫大なキャッシュフローを生み出していることから、投資先が見つからなければ手元資金が増え続けてしまうので、資金効率が悪くなり、株主からのプレッシャーも高まります。

そのため、苦肉の策として自社株買いを実施し、資金効率の悪化に歯止めを掛けたかっただけだと言えます。

また、バークシャー・ハザウェイの課題は手元資金の使い道だけではなくて減損損失にあります。

バークシャー・ハザウェイは第2四半期に、傘下の金属部品メーカー、プレシジョン・キャストパーツの将来の業績見通しが悪化したことを理由に「のれん」の減損を余儀なくされました。

減損が発生したということは、当初の想定よりもプレシジョン・キャストパーツは収益を生み出さないことが予想されるためで、企業の本質的価値が低下したことを意味します。そのため、これで将来の減損リスクは低下したものの、企業の本質価値が低下したことは、バークシャー・ハザウェイにとってネガティブだと言えます。

ただし、株価は値上がりすることが期待できます。なぜなら、バークシャー・ハザウェイは自社株買いをすることで一株当たりの利益を高められるほか、バークシャー・ハザウェイはコングロマリット(複合企業)でバリュエーションが割安に放置されやすいからです。

普通、企業は主力事業が収益のほとんどを占めるので企業価値を評価するのは比較的容易なのですが、バークシャー・ハザウェイの場合、保険やエネルギー、鉄道、航空部品など、さまざまな事業を展開していますから、企業価値を評価するのが難しいのです。

そのため、PERやPBRといったバリュエーションが割安になる傾向があるので、自社株買いをする際も、比較的割安な自社株を購入することができるので、効率よく一株当たりの価値を高めることができます。

【バークシャー・ハザウェイ(BRK.B):1996-2020】
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バークシャー・ハザウェイの株価の推移を眺めると、右肩上がりで上昇していることがわかります。

今後も安定したキャッシュフローを背景に、自社株買いが期待できることを考えれば、ただ買い持ちしておきたい投資家にとって魅力的な銘柄だと言えます。

グッドラック。

 
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