バフェット太郎です。

金先物価格が1900ドルを割り込むなど暴落していますが、投資家は弱気になる必要はありません。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて、これまで安全資産とされる金が買われていました。とりわけ、世界のマネーサプライ(通貨供給量)の膨張や実質金利のマイナスが金価格の追い風になっていました。

しかし、米10年債利回りが0.64%と、前日の0.59%から+8.47%上昇したことで、金が売られました。

【米10年債利回り】
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米10年債利回りは今月、0.52%と過去最低を記録し、現在は50日移動平均線をターゲットに反発しています。今後はこのレジスタンス(上値抵抗線)を突破できるかどうかが注目されます。

【金先物価格】
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金先物価格は米10年債利回りの上昇を嫌気して1900ドルを割り込むなど暴落しています。

RSIを眺めると買われ過ぎを意味する70を大きく超えていたことや、MACDがデッドクロスを形成しつつあったことから、近く調整局面入りすることは予想されていたので、それほど驚くことではありません。

ターゲットは50日移動平均線の1830ドル水準で、この辺りが押し目買いのチャンスになると思います。

【ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX):日足】
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金鉱株ETFは50日移動平均線ターゲットに下落しており、これを割り込むようなら200日移動平均線をターゲットに下落する公算が大きいです。

金鉱株は金価格よりも大きな値動きをしますから株価の乱高下は免れられません。ただし、金の時代が始まったばかりであることを考えれば、投資家に待ち受けている未来は金の時代の終焉ではなく、押し目買いのチャンスです。

【ドル指数】
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このチャートは1971年以降のドル指数の推移です。過去を振り返ると、ドル指数には15年周期があることが確認できます。

今回は、2016年を起点にトレンドが反転していますから、2023年頃までドル安は続く公算が大きいです。

そして、過去を振り返ると、金価格は1980年と2011年に大暴騰して天井を付けましたが、いずれもドル指数の下落トレンドの最終局面でした。

つまり、ドルと金が逆相関の関係であることを考えると、金は2023年頃にかけて大暴騰することが予想されるのです。

グッドラック。

 
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