バフェット太郎です。

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRK.B)が銀行株を大量に売却していることが明らかになりました。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)の保有株数は2億4000万株と、前回発表の3億2000万株から26%減少しました。

バンク・オブ・メロン(BK)の保有株数は7000万株と、前回発表の7900万株から9%減少しました。

JPモルガン・チェース(JPM)の保有株数は2200万株と、前回発表の5800万株から61%減少しました。

ゴールドマン・サックス(GS)の保有株数は0株と、前回発表の192万株から100%減少しました。バフェット氏は第1四半期(1-3月)にゴールドマン・サックス株を8割減らしていましたが、第2四半期(4-6月)で残りの全てを売り切りました。

また、その他にもビザ(V)やマスターカード(MA)、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(PNC)などの金融株も一部売却しており、バフェットが金融株を避けていることがわかります。

バフェット氏にとって銀行株は特に「お気に入り」のセクターでしたから、今回の売却は予想外です。

しかし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、米経済が壊滅的な打撃を受けたほか、FRB(米連邦準備制度理事会)が少なくとも2022年末までゼロ金利を維持すると表明しているので、金融株の低迷が予想されていました。

つまり、バフェットがお気に入りの銀行株を手放したのは予想外でしたが、現在の金利環境を考えれば妥当だと言えます。

【バークシャー・ハザウェイのポートフォリオ】
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(参考:Whalewisdom.com

バークシャー・ハザウェイが保有する上場株のポートフォリオを眺めると、アップル(AAPL)が44%を占めており、アップルに偏っていることがわかります。また、ハイテク株はアップルの1銘柄だけですが、集中投資していることもあり、ポートフォリオ全体の44%をハイテク株が占めています。

ただし、バフェットはアップルを生活必需品株としてみなしていることを考えると、バフェット自身はハイテク株に集中投資しているとは思っていないかもしれません。

また、これまで金融株がポートフォリオ全体の4割弱を占めていましたが、金融株のポジションを減らしたことで、現在は32%まで低下しています。

さて、今回のサプライズは金融株の売却だけではありません。カナダの産金大手バリック・ゴールド(GOLD)に新規で投資していることが明らかになりました。

バリック・ゴールドがポートフォリオに占める割合は0.28%に過ぎませんが、バリック・ゴールド株が発行する株式全体の1.2%を占める大きさです。

【バリック・ゴールド(GOLD):週足】
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バリック・ゴールドの週足チャートを眺めると、カップ・ウィズ・ハンドルを形成していることがわかると思います。カップ・ウィズ・ハンドルとは、カップ型のチャートを形成した後、”取っ手”部分にあたる小さく浅いU字型の調整局面を迎えて、その後大暴騰することが予想されるチャートパターンです。

金鉱株を巡っては、金先物価格が急落していることもあり調整局面を迎えていますが、「金の時代」が未だ始まったばかりであることを考えれば、バリック・ゴールドの株価はこれからまだまだ上昇する公算が大きいです。

ちなみに、「バフェット新規購入」の報道を受けて、バリック・ゴールドの株価は時間外取引で8.19%高の29.18ドルと急騰しています。

グッドラック。

 
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