バフェット太郎です。

2015年12月末から2020年8月末までのバフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターンは以下の通りでした。

【バフェット太郎10種とS&P500ETF(IVV)のトータルリターン】
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バフェット太郎10種:+60.4%
S&P500ETF(IVV):+87.9%

S&P500ETFのトータルリターンが+87.9%だったのに対して、バフェット太郎10種のそれは+60.4%と、市場平均を27.4%ポイント下回りました。前月の29.9%ポイントから2.5%ポイント縮小しました。

これは、GAFAMをはじめとしたハイテク株が大きく上昇する中で、バフェット太郎10種の半分を占める生活必需品株が出遅れているためです。

【ハイテク株ETFと生活必需品ETF】
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たとえば、2015年12月末を起点に100とした場合、2020年8月末にかけてハイテク株ETF(XLK)は288と大暴騰した一方で、生活必需品株ETF(XLP)はわずか130に留まりました。

ちなみに、ハイテク株が軒並み大暴騰している理由は、米10年債利回りが歴史的な低水準を記録しているためです。

【米10年債利回り:1989-2020】
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米10年債利回りは一時史上最低となる0.52%を記録するなど、歴史的大暴落(価格は大暴騰)の様相を呈しています。

なぜ、米10年債利回りの大暴落とハイテク株の大暴騰が関係しているのかというと、これは株式と金利はシーソーのような関係にあるからです。

たとえば、米10年債利回りが5%もあるような場面において、投資家は株式ではなく債券を購入を選好する傾向にあります。なぜなら、投資家は債券に投資することでほぼ無リスクで5%のリターンを得ることができるのですから、わざわざリスク資産の株式に投資しようとは思わないからです。

しかし、米10年債利回りが低下すれば、債券への投資妙味がなくなるため、投資家はリターンを求めて利益成長が期待できる銘柄に投資する傾向があります。そのため、低金利局面では成長株が値上がりしやすいのです。

また、別の言い方で説明すれば、米10年債利回りの下落は株式の期待利回りが低下(PERの上昇)することを意味します。反対に米10年債利回りの上昇は株式の期待利回りが上昇(PERの低下)するということです。

実際、2018年下半期に米10年債利回りが急騰した局面で高PER株のハイテク株が軒並み売られた一方で、コロナショック後に米10年債利回りが暴落した局面でハイテク株が買われたのは金利が影響しているからです。

そのため、今後米10年債利回りが上昇し始めれば、ハイテク株にとって向かい風が吹くことになります。

【米10年債利回り:日足】
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ちなみに、米10年債利回りの日足チャートを眺めると、50日移動平均線がサポートライン(下値支持線)になっていることがわかります。

つまり、このまま上昇基調が続けば200日移動平均線の1.06%をターゲットに上昇する公算が大きいので、ハイテク株の上値は重くなることが予想されます。

グッドラック。

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