バフェット太郎です。
先日、元ヘッジファンドマネジャーで米経済番組CNBCの名物キャスターであるジム・クレイマー氏が「純資産の1%を仮想通貨ビットコインに投資するかもしれない」と発言しました。
CNBCの『マッド・マネー』で司会を務めるクレイマー氏は、「私は、今後かなりのインフレが来ることを恐れている」「私は仮想通貨を持っていない」とした上で、「私はビットコインの1%投資法を試してみようと思う」と述べました。
「1%投資法」というのは、著名投資家ビル・ミラー氏が提唱した投資法で、純資産の1%をビットコインに振り分けるというものです
ビル・ミラー氏は1991年以降、15年連続でS&P500種指数をアウトパフォームした記録を持つ伝説の投資家として知られていて、2014年から純資産の1%をビットコインに振り分けているそうです。
投資家の資金量はそれぞれ異なりますが、純資産の1%であればリスク許容度の低い投資家でも投資をすることができますし、仮にビットコインが無価値になったとしても致命傷を負うことはありません。
さらに、ビットコインが大幅に値上がりした場合、その値上がり益の恩恵を享受できると同時に「(ビットコインの)持たざるリスク」を軽減することができます。
ちなみに、最近では著名なマクロ投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏もビットコインに投資することを明らかにしています。
ジョーンズ氏は「中央銀行が大量のドルを刷っていることで、将来インフレが加速する恐れがある」として、インフレヘッジとしてビットコインに投資しているそうで、「まるで現在のビットコインは1970年代の金を思い起こさせる」としました。
ちなみに、1971年に金本位性が崩壊して以降、金価格は1オンス35ドルから1980年にかけて875ドルと25倍も大暴騰しました。当時、米経済は不況とインフレが同時に起こるスタグフレーションに陥っており、失業率が6~9%だった中、インフレ率は14%台まで上昇していました。
このように、著名投資家たちがこぞってビットコインに強気になっているわけですが、注目すべき点はビットコインそのものに強気というわけではなくて、将来のインフレを恐れていて、そのヘッジの手段として活用しようとしている点です。
なぜ、著名投資家たちがこぞってインフレを恐れているのかと言えば、コロナ対策として世界先進各国がマネーサプライ(通貨供給量)を膨張させているからです。
理論上、マネーサプライが膨張すれば資産価格が値上がりしますから、株式や不動産のほか、金やビットコインは上昇しやすいです。そのため、そのセオリーに従って将来のインフレを恐れていると言えます。
かくいうバフェット太郎も将来のインフレに備えてビットコインに純資産の1~3%を目安に投資しています。
こうすることで、1%分のビットコインが100倍に値上がりすれば、資産全体の額は二倍になりますし、仮にゼロになったとしても、残りの99%の資産を年率1.1%で運用するだけで資産額を元に戻すことができます。
ただし、最近は米資産運用大手のフィデリティがビットコインファンドの立ち上げを準備しているそうですから、ポートフォリオにおけるビットコインの比率を5%まで引き上げてもいいかなと思っています。
なぜなら、資産運用会社の投資マネーが少しでもビットコイン市場に流入するだけで、ビットコイン価格は大きく値上がりすることが予想されるからです。
ちなみに、バフェット太郎はサイトの使いやすさと安全性の観点からマネックス・グループ傘下で日本最大のビットコイン取引所「コインチェック」を利用しています。「コインチェック」はアプリのダウンロード数が1位であるほか、大手資本が入ったことで徹底したセキュリティ体制が構築されるなど、信頼できる取引所だと思います。
(※最近は「かんたん本人確認」の提供を開始したことで、最短即日に取引を開始できるようになりました。従来は郵便を利用した本人確認が必要だったため、最短でも二日間必要でした。)
また、個人投資家の中には、ついつい投資するタイミングを見計らってしまい、怖くてなかなか投資を始めることができないという人もいると思います。そうした個人投資家は「コインチェックつみたて」を利用するといいと思います。
「コインチェックつみたて」は、定期的に自動で積立してくれるサービスですから、「高値で買い過ぎてしまった」とか「安値で買いそびれてしまった」といったことを回避できますから、ポートフォリオの1~3%を占めるまで「コインチェックつみたて」でコツコツと買い増しても良いと思います。
個人投資家が長期的な資産形成を目的に米国株をメインに運用することは正しいですが、せっかく投資の勉強をしているのなら、景気サイクルや時代のうねりに備えて資産の一部を少しだけビットコインに振り分け、『趣味の投資』を楽しむのも面白いと思います。
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グッドラック。
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