バフェット太郎です。

米国株の暴落が始まりました。

【ナスダック総合指数:日足】
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ハイテク株が多く含まれるナスダック総合指数の日足チャートを眺めると、トレンドラインも50日移動平均線も、そして1万0750ポイントのサポートライン(下値支持線)も下にブレイクアウトしたことで、短期的に見れば200日移動平均線の9489ポイントをターゲットに下落する公算が大きいです。

ただし、ナスダックの暴落はこれで終わるわけではありません。

【ナスダック総合指数:週足】
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ナスダックの長期チャートを眺めると、ダイバージェンスが発生していたことがわかります。ダイバージェンスとはテクニカル指標のRSIの上値が切り下がる一方で、株価指数の上値が切り上がる逆行現象のことで暴落のシグナルとして知られています。

過去3回のダイバージェンスを振り返ると、2011年20.1%安、2015年18.0%安、2018年23.9%安だったことから、今回も20%前後の下げが予想されます。

すると、50週移動平均線の9289ポイントをターゲットに下落する可能性は十分にあります。また、過去3回のダイバージェンスではいずれも200週移動平均線の水準まで下落したことから、7591ポイントをターゲットに下落する可能性も十分にあります。

仮に、7591ポイントまで暴落すれば、直近の高値1万2074ポイントから37.1%安となります。

ただし、この暴落でハイテク株投資の時代が終焉を迎えるわけではありません。

【ナスダック総合指数:1995-2000】
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ドットコムバブルを振り返ると、1990年、ナスダック総合指数は一時322ポイントを付ける場面がありましたが、その後8年で2028ポイントとおよそ6倍超値上がりしました。

そのため、1998年の暴落で誰もがバブル終焉を予感したのですが、その後株価は予想外に大暴騰し、最終的には一年半後の2000年3月にかけておよそ3.8倍も大暴騰したのです。

つまり、何が言いたいかというと、市場のセンチメントは急速に変わりやすいということです。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により株式市場が大暴落し、市場参加者は悲観一色となりましたが、その後二番底を付けることなく株価は大暴騰し、ナスダック総合指数は史上最高値を更新しました。

そして今、再び暴落しようとしているわけですが、市場のセンチメントというのは秋の空模様のようにコロコロと変わりやすく一貫性がありません。

従って、投資家は市場心理に振り回されることなく、S&P500インデックスファンドや一握りの優良株に投資したら、配当は再投資し、一貫して保有し続けた方が賢明です。

ちなみに、優良株を探したいなら個人投資家向けの米国株情報サイト「モトリーフール」がおすすめです。「」のスペシャルレポート「長期的なメガトレンドにのる米国株5銘柄紹介」は今後10年間で大幅に成長が見込まれている銘柄を紹介していますから、ぜひ参考にしてみてください。

グッドラック。
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